バルバーサ® (掲載準備中)
通常、 成人には1日1回8mgを2週間経口投与し、 それ以降は1日1回9mgを経口投与する。 なお、 患者の状態により適宜減量する
N Engl J Med. 2023 ;389(21):1961-71.
FGFR3/2変異陽性の転移性尿路上皮癌を有し、 抗PD-1 薬または抗 PD-L1薬を含む1~2 種類の前治療後に進行を認めた患者266例を対象として、 エルダフィチニブを化学療法と比較した国際共同第Ⅲ相試験。 主要評価項目はOSであった。
【有効性】エルダフィチニブ群 136例
【安全性】主な有害事象 (カッコ内 ≧Grade3)
QIAGEN社のTherascreen®にて、 FGFR3遺伝子変異 R248C, S249C, G370C, Y373C, あるいはFGFR2 や FGFR3の融合遺伝子 FGFR2-BICC1, FGFR2-CASP7, FGFR3-TACC3, FGFR3-BAIAP2L1が認められた場合に治療の適応となる。 陽性率は16.6%と報告されている。
転移性尿路上皮がんで、 免疫チェックポイント阻害薬を含む1-2ライン後に進行した症例が治療の適応となる。 主治医選択化学療法 (ドセタキセル、 Vinflunin (本邦未承認) と比べてPFS、 OS、 RRで優れていた。
エルダフィチニブは高リン血症の有害事象があり初期用量が低く設定されているため、 血清リン値のモニタリングを行い、 2週間後に8mgから9mgへの漸増を行う必要がある。
THOR試験のプロトコル¹⁾
最終更新日 : 2024年11月20日
監修医師 : 国立がん研究センター東病院 腫瘍内科 近藤 千紘先生
バルバーサ® (掲載準備中)
通常、 成人には1日1回8mgを2週間経口投与し、 それ以降は1日1回9mgを経口投与する。 なお、 患者の状態により適宜減量する
N Engl J Med. 2023 ;389(21):1961-71.
FGFR3/2変異陽性の転移性尿路上皮癌を有し、 抗PD-1 薬または抗 PD-L1薬を含む1~2 種類の前治療後に進行を認めた患者266例を対象として、 エルダフィチニブを化学療法と比較した国際共同第Ⅲ相試験。 主要評価項目はOSであった。
【有効性】エルダフィチニブ群 136例
【安全性】主な有害事象 (カッコ内 ≧Grade3)
QIAGEN社のTherascreen®にて、 FGFR3遺伝子変異 R248C, S249C, G370C, Y373C, あるいはFGFR2 や FGFR3の融合遺伝子 FGFR2-BICC1, FGFR2-CASP7, FGFR3-TACC3, FGFR3-BAIAP2L1が認められた場合に治療の適応となる。 陽性率は16.6%と報告されている。
転移性尿路上皮がんで、 免疫チェックポイント阻害薬を含む1-2ライン後に進行した症例が治療の適応となる。 主治医選択化学療法 (ドセタキセル、 Vinflunin (本邦未承認) と比べてPFS、 OS、 RRで優れていた。
エルダフィチニブは高リン血症の有害事象があり初期用量が低く設定されているため、 血清リン値のモニタリングを行い、 2週間後に8mgから9mgへの漸増を行う必要がある。
THOR試験のプロトコル¹⁾
最終更新日 : 2024年11月20日
監修医師 : 国立がん研究センター東病院 腫瘍内科 近藤 千紘先生
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。
主要論文や適正使用ガイドをもとにした用量調整プロトコール、 有害事象対応をご紹介します。
なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。
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