【1コース】連日内服投与
【催吐性】 最小度催吐性
【FN発症】低リスク
1回500mgを1日1回食後に経口投与する
MET変異 (エクソン14スキッピング) のあるNSCLC患者を対象に、 テポチニブ500mg 1日1回投与の長期的有効性と安全性を評価した第Ⅱ相単群試験
【有効性】コホート99例の初回報告³⁾
- ORR : 46%
- mPFS : 8.5ヵ月
- mOS : 17.1ヵ月
【有効性】その後の長期アウトカム報告⁴⁾
- ORR : 51.4%
- mDOR : 18.0ヵ月
👨⚕️監修医師コメント : Capmatinib/TepotinibでCDxが若干異なるため注意。 両薬剤の有効性はほぼ同等。 いずれにおいてもCre上昇は日本人で頻度が高い
臨床試験成績から直接比較は難しいものの、 各薬剤の治療成績はほぼ同等と考えられている。
- Tepotinib (テプミトコ®︎ VISION試験)
- Capmatinib (タブレクタ®︎ GEKMETRY試験)
- Gumarontinib (ハイイータン® GLORY試験)
MET阻害薬の特徴的な副作用としては、 末梢性浮腫、 肝機能障害、 消化器毒性 (嘔気、 嘔吐)、 クレアチニン上昇、 低アルブミン血症が挙げられる。 MET阻害薬の有害事象の管理としては、 原則として忍容不能なGrade2の有害事象が発症した際に休薬・減量を行っていくことである。
👨⚕️監修医師コメント : 浮腫・腎障害は管理に難渋する事が多い。 体重測定しつつ、 適宜休止を検討する
各MET阻害剤で適応となるCDxは異なる。 なお、 コンパニオン診断薬として2020年3月に薬事承認されたArcherMETは2023年2月に販売終了に。
最新情報は日本肺癌学会の各種手引きや編集部まとめコンテンツを参照ください。
MET遺伝子変異陽性の非小細胞肺癌にMET-TKIは勧められるか?
MET-TKI単剤療法 (テポチニブ、カプマチニブのいずれか) を行うよう推奨する (推奨とエビデンスの強さ:1C)
- Tepotinib (テプミトコ®︎)
- Capmatinib (タブレクタ®︎)
1) メルクバイオファーマ株式会社「テプミトコ®添付文書 2022年7月改訂 第4版」 [最終閲覧 2024/8/19]
2) メルクバイオファーマ株式会社「テプミトコ®適正使用情報 2023年9月作成」 [最終閲覧 2024/8/19]
5) 日本肺癌学会. 肺癌診療ガイドライン-悪性胸膜中皮腫・ 胸腺腫瘍含む-2023年版
最終更新日 : 2024年8月19日
HOKUTO編集部医師監修
【1コース】連日内服投与
【催吐性】 最小度催吐性
【FN発症】低リスク
1回500mgを1日1回食後に経口投与する
MET変異 (エクソン14スキッピング) のあるNSCLC患者を対象に、 テポチニブ500mg 1日1回投与の長期的有効性と安全性を評価した第Ⅱ相単群試験
【有効性】コホート99例の初回報告³⁾
- ORR : 46%
- mPFS : 8.5ヵ月
- mOS : 17.1ヵ月
【有効性】その後の長期アウトカム報告⁴⁾
- ORR : 51.4%
- mDOR : 18.0ヵ月
👨⚕️監修医師コメント : Capmatinib/TepotinibでCDxが若干異なるため注意。 両薬剤の有効性はほぼ同等。 いずれにおいてもCre上昇は日本人で頻度が高い
臨床試験成績から直接比較は難しいものの、 各薬剤の治療成績はほぼ同等と考えられている。
- Tepotinib (テプミトコ®︎ VISION試験)
- Capmatinib (タブレクタ®︎ GEKMETRY試験)
- Gumarontinib (ハイイータン® GLORY試験)
MET阻害薬の特徴的な副作用としては、 末梢性浮腫、 肝機能障害、 消化器毒性 (嘔気、 嘔吐)、 クレアチニン上昇、 低アルブミン血症が挙げられる。 MET阻害薬の有害事象の管理としては、 原則として忍容不能なGrade2の有害事象が発症した際に休薬・減量を行っていくことである。
👨⚕️監修医師コメント : 浮腫・腎障害は管理に難渋する事が多い。 体重測定しつつ、 適宜休止を検討する
各MET阻害剤で適応となるCDxは異なる。 なお、 コンパニオン診断薬として2020年3月に薬事承認されたArcherMETは2023年2月に販売終了に。
最新情報は日本肺癌学会の各種手引きや編集部まとめコンテンツを参照ください。
MET遺伝子変異陽性の非小細胞肺癌にMET-TKIは勧められるか?
MET-TKI単剤療法 (テポチニブ、カプマチニブのいずれか) を行うよう推奨する (推奨とエビデンスの強さ:1C)
- Tepotinib (テプミトコ®︎)
- Capmatinib (タブレクタ®︎)
1) メルクバイオファーマ株式会社「テプミトコ®添付文書 2022年7月改訂 第4版」 [最終閲覧 2024/8/19]
2) メルクバイオファーマ株式会社「テプミトコ®適正使用情報 2023年9月作成」 [最終閲覧 2024/8/19]
5) 日本肺癌学会. 肺癌診療ガイドライン-悪性胸膜中皮腫・ 胸腺腫瘍含む-2023年版
最終更新日 : 2024年8月19日
HOKUTO編集部医師監修
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。
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なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。
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