| 投与量 | コース | 投与日 |
|---|---|---|
| 12mg/kg 点滴 | 1~3 | Day 1、8、15、22 |
| 12mg/kg 点滴 | 4~12 | Day 1、15 |
| 投与量 | コース | 投与日 |
|---|---|---|
| 20mg 1日1回 | 1~12 | Day 1~21 |
| 投与量 | コース | 投与日 |
|---|---|---|
| 375mg/m² 点滴 | 1 | Day 1、8、15、22 |
| 375mg/m² 点滴 | 2~5 | Day 1 |
| タファシタマブ投与によるinfusion reaction軽減のため、投与30~60分前に抗ヒスタミン剤、解熱鎮痛剤および副腎皮質ホルモン剤を投与する。第1サイクルでは前投与を必須とし、infusion reactionが認められた場合は以降の投与時にも前投与を考慮する。 |
ミンジュビ®点滴静注 (タファシタマブ)
【1コース】28日間
【催吐性*】タファシタマブ : 軽度、 レナリドミド : 軽度~最小度、 リツキシマブ : 最小度
【FN発症】低リスク**




タファシタマブ : 28日間を1コースとして、 12mg/kgを点滴静注し、 最初の3コースは1週間間隔でDay 1、 8、 15、 22に投与し、 4コース以降は2週間間隔でDay 1、 15に投与 (最大12コースまで継続)。
レナリドミド : 28日間を1コースとして、 20mgを1日1回、 Day 1–21に連日経口投与し、 7日間休薬 (最大12コースまで継続)
CrCl<60mL/minの場合は10mgから開始 (用量レベル参照)
リツキシマブ : 28日間を1コースとして、 375mg/m²を点滴静注し、 第1コースは週1回 (Day 1、 8、 15、 22)、 第2–5コースは4週ごと (Day 1) に投与
Lancet. 2026 Jan 10;407(10524):133-146.
1回以上の全身治療歴を有する再発/難治性FLを対象とした、 第III相無作為化比較試験。 FL患者548例を、 タファシタマブ+レナリドミド+リツキシマブ群273例またはプラセボ+レナリドミド+リツキシマブ群275例に1:1で割り付け、 主要評価項目は治験責任医師判定によるPFSとした。
【有効性】タファシタマブ群 (vs プラセボ群)
- PFS中央値 22.4ヵ月 (vs 13.9ヵ月)
- PFS中央値 (中央判定) 未到達 (vs 16.0ヵ月)
- ORR 84% (vs 72%)
- PET-CR率 49% (vs 40%)
- 奏効期間中央値 21.2ヵ月 (vs 13.6ヵ月)
【安全性】主なAE : Grade 1–2 (Grade 3–4)
- 下痢 38% (1%)
- 便秘 29% (1%)
- 好中球減少 29% (40%)
- COVID-19 28% (6%)
- 発疹 22% (1%)
- 疲労 21% (2%)
- 咳嗽 19% (0%)
- 筋痙攣 18% (0%)
- 発熱 18% (1%)
- 悪心 18% (<1%)
- 注入に伴う反応 15% (1%)
- そう痒 16% (<1%)
- 血小板減少 12% (6%)
- 貧血 11% (4%)
- 無力症 13% (1%)
- 末梢性浮腫 7% (0%)
- 上気道感染 9% (<1%)
- 低カリウム血症 8% (1%)
- 食欲減退 10% (0%)
- 背部痛 11% (0%)
- 腹痛 7% (0%)
- 頭痛 10% (<1%)
- 呼吸器感染 7% (1%)
- めまい 8% (0%)
- 関節痛 7% (0%)
- 呼吸困難 7% (<1%)
- 不眠 8% (0%)
- 鼻咽頭炎 6% (0%)
- ALT増加 7% (1%)
- 口咽頭痛 9% (<1%)
- 尿路感染 7% (1%)
- 斑状丘疹状発疹 7% (1%)
- 嘔吐 7% (0%)
- 肺炎 6% (8%)
- 好中球数減少 6% (6%)
- 四肢痛 8% (0%)
- 筋肉痛 6% (0%)
- 体重減少 5% (0%)
- 悪寒 5% (0%)
- 消化不良 5% (0%)
- AST増加 5% (<1%)
- 白血球数減少 5% (2%)
- 鼻漏 5% (0%)
- インフルエンザ 6% (0%)
- 低マグネシウム血症 5% (<1%)
- 感覚異常 5% (0%)
- 末梢神経障害 5% (0%)
- 高血糖 3% (1%)
inMIND試験³⁾の主な適格基準
- 18歳以上
- 抗CD20抗体 (4回以上の投与) を含む1回以上の全身治療後に再発または難治性
- ECOG PS 0–2
- 好中球≧1500/μL (骨髄浸潤例は≧1000/μL)
- 血小板≧7.5万/μL (骨髄浸潤例は≧5万/μL)
- Hb≧8.0g/dL
- 肝機能 : T-Bil≦1.5×ULN、 AST/ALT≦3×ULN
- 腎機能 : CrCl≧30mL/min
inMIND試験³⁾では、 タファシタマブおよびリツキシマブは減量せず、 レナリドミドのみ用量レベルが設定されていた。

タファシタマブ・リツキシマブ : 抗体薬は多様な細胞でのエンドサイトーシスとリソソーム分解により消失するため、 一般に減量は不要と考えられる。
レナリドミド : 前述の用量レベル参照
サイクル開始基準 :
- 好中球≧1000/μL
- 血小板≧5万/μL
- 非血液毒性 : Grade≦2・ベースラインに回復

🧑⚕️TripletレジメンであるTafa+R²は、 DoubletレジメンのR²と比べて副作用の増加が大きくなく、 治療効果の上乗せが期待できる点がメリットです。 2次治療以降で使用でき、 POD24や抗CD20抗体療法不応例に対しても有効性が示されています。
本レジメンは、 再発又は難治性の濾胞性リンパ腫 (Grade1–3A) を適応とする。
タファシタマブはCD19に対するヒト化IgGモノクローナル抗体であり、 B細胞性腫瘍細胞膜上のCD19に結合し、 抗体依存性細胞傷害 (ADCC) および抗体依存性細胞貪食 (ADCP) 活性、 ならびにアポトーシス誘導を介して腫瘍増殖抑制作用を示すと考えられている。
低ガンマグロブリン血症 : 抗CD19モノクローナル抗体タファシタマブのオンターゲット毒性として起こりうる。 inMIND試験では、 免疫グロブリン (IgG、 IgA、 IgM) をスクリーニング時に測定し、 第2サイクル以降は2サイクルごとに治療終了時まで評価された。
Infusion reaction (IRR) : inMIND試験では、 タファシタマブ投与の各回につき、 開始30–60分前にアセトアミノフェン650–1000mg、 ジフェンヒドラミン50–100mg、 ステロイド (プレドニゾロン100mg) で前投薬を行った。 前投薬は第1サイクルで必須とし、 第1サイクル中にGrade≧2のIRRまたはGrade≧1のCRSを認めなかった場合、 以降は省略可能とされた。
タファシタマブの初回投与は最初の30分間を70mL/時とし、 その後増速して合計2.5時間を目安に投与。 2回目以降は1.5~2時間を目安に投与するが、 投与速度は125mL/時を超えないこと。
VTE : inMIND試験では、 LEN投与に伴う血栓症リスク増加を踏まえ、 全例でVTE予防を必須とした。 予防法はアスピリン70–325mg/日または低分子量ヘパリンが推奨された。
血球減少 : 投与前・投与中は定期的に血液検査を行い、 状態を十分観察する。
重篤な感染症/HBV再活性化 : 投与前に肝炎ウイルス等の感染有無を確認し、 必要な処置を行う。 投与中は感染症の発現・悪化に注意する。
腫瘍崩壊症候群 : 血清電解質・腎機能検査等を実施し、 徴候・症状を十分観察する。
- 血球減少
- 感染症
- HBVの再活性化
- 進行性多巣性白質脳症 (PML)
- Infusion reaction
- 腫瘍崩壊症候群
1) インサイト・バイオサイエンシズ・ジャパン合同会社. ミンジュビ®点滴静注用200mg 電子添文情報. 2026年7月 第4版.
2) インサイト・バイオサイエンシズ・ジャパン合同会社. ミンジュビ®点滴静注用200mg 適正使用ガイド. 2026年6月作成.
3) Lancet. 2026 Jan 10;407(10524):133-146.
最終更新 : 2026年7月27日
執筆 : HOKUTO編集部 がん専門・指導薬剤師
監修医師 : 東海大学血液腫瘍内科 扇屋大輔
| 投与量 | コース | 投与日 |
|---|---|---|
| 12mg/kg 点滴 | 1~3 | Day 1、8、15、22 |
| 12mg/kg 点滴 | 4~12 | Day 1、15 |
| 投与量 | コース | 投与日 |
|---|---|---|
| 20mg 1日1回 | 1~12 | Day 1~21 |
| 投与量 | コース | 投与日 |
|---|---|---|
| 375mg/m² 点滴 | 1 | Day 1、8、15、22 |
| 375mg/m² 点滴 | 2~5 | Day 1 |
| タファシタマブ投与によるinfusion reaction軽減のため、投与30~60分前に抗ヒスタミン剤、解熱鎮痛剤および副腎皮質ホルモン剤を投与する。第1サイクルでは前投与を必須とし、infusion reactionが認められた場合は以降の投与時にも前投与を考慮する。 |
ミンジュビ®点滴静注 (タファシタマブ)
【1コース】28日間
【催吐性*】タファシタマブ : 軽度、 レナリドミド : 軽度~最小度、 リツキシマブ : 最小度
【FN発症】低リスク**




タファシタマブ : 28日間を1コースとして、 12mg/kgを点滴静注し、 最初の3コースは1週間間隔でDay 1、 8、 15、 22に投与し、 4コース以降は2週間間隔でDay 1、 15に投与 (最大12コースまで継続)。
レナリドミド : 28日間を1コースとして、 20mgを1日1回、 Day 1–21に連日経口投与し、 7日間休薬 (最大12コースまで継続)
CrCl<60mL/minの場合は10mgから開始 (用量レベル参照)
リツキシマブ : 28日間を1コースとして、 375mg/m²を点滴静注し、 第1コースは週1回 (Day 1、 8、 15、 22)、 第2–5コースは4週ごと (Day 1) に投与
Lancet. 2026 Jan 10;407(10524):133-146.
1回以上の全身治療歴を有する再発/難治性FLを対象とした、 第III相無作為化比較試験。 FL患者548例を、 タファシタマブ+レナリドミド+リツキシマブ群273例またはプラセボ+レナリドミド+リツキシマブ群275例に1:1で割り付け、 主要評価項目は治験責任医師判定によるPFSとした。
【有効性】タファシタマブ群 (vs プラセボ群)
- PFS中央値 22.4ヵ月 (vs 13.9ヵ月)
- PFS中央値 (中央判定) 未到達 (vs 16.0ヵ月)
- ORR 84% (vs 72%)
- PET-CR率 49% (vs 40%)
- 奏効期間中央値 21.2ヵ月 (vs 13.6ヵ月)
【安全性】主なAE : Grade 1–2 (Grade 3–4)
- 下痢 38% (1%)
- 便秘 29% (1%)
- 好中球減少 29% (40%)
- COVID-19 28% (6%)
- 発疹 22% (1%)
- 疲労 21% (2%)
- 咳嗽 19% (0%)
- 筋痙攣 18% (0%)
- 発熱 18% (1%)
- 悪心 18% (<1%)
- 注入に伴う反応 15% (1%)
- そう痒 16% (<1%)
- 血小板減少 12% (6%)
- 貧血 11% (4%)
- 無力症 13% (1%)
- 末梢性浮腫 7% (0%)
- 上気道感染 9% (<1%)
- 低カリウム血症 8% (1%)
- 食欲減退 10% (0%)
- 背部痛 11% (0%)
- 腹痛 7% (0%)
- 頭痛 10% (<1%)
- 呼吸器感染 7% (1%)
- めまい 8% (0%)
- 関節痛 7% (0%)
- 呼吸困難 7% (<1%)
- 不眠 8% (0%)
- 鼻咽頭炎 6% (0%)
- ALT増加 7% (1%)
- 口咽頭痛 9% (<1%)
- 尿路感染 7% (1%)
- 斑状丘疹状発疹 7% (1%)
- 嘔吐 7% (0%)
- 肺炎 6% (8%)
- 好中球数減少 6% (6%)
- 四肢痛 8% (0%)
- 筋肉痛 6% (0%)
- 体重減少 5% (0%)
- 悪寒 5% (0%)
- 消化不良 5% (0%)
- AST増加 5% (<1%)
- 白血球数減少 5% (2%)
- 鼻漏 5% (0%)
- インフルエンザ 6% (0%)
- 低マグネシウム血症 5% (<1%)
- 感覚異常 5% (0%)
- 末梢神経障害 5% (0%)
- 高血糖 3% (1%)
inMIND試験³⁾の主な適格基準
- 18歳以上
- 抗CD20抗体 (4回以上の投与) を含む1回以上の全身治療後に再発または難治性
- ECOG PS 0–2
- 好中球≧1500/μL (骨髄浸潤例は≧1000/μL)
- 血小板≧7.5万/μL (骨髄浸潤例は≧5万/μL)
- Hb≧8.0g/dL
- 肝機能 : T-Bil≦1.5×ULN、 AST/ALT≦3×ULN
- 腎機能 : CrCl≧30mL/min
inMIND試験³⁾では、 タファシタマブおよびリツキシマブは減量せず、 レナリドミドのみ用量レベルが設定されていた。

タファシタマブ・リツキシマブ : 抗体薬は多様な細胞でのエンドサイトーシスとリソソーム分解により消失するため、 一般に減量は不要と考えられる。
レナリドミド : 前述の用量レベル参照
サイクル開始基準 :
- 好中球≧1000/μL
- 血小板≧5万/μL
- 非血液毒性 : Grade≦2・ベースラインに回復

🧑⚕️TripletレジメンであるTafa+R²は、 DoubletレジメンのR²と比べて副作用の増加が大きくなく、 治療効果の上乗せが期待できる点がメリットです。 2次治療以降で使用でき、 POD24や抗CD20抗体療法不応例に対しても有効性が示されています。
本レジメンは、 再発又は難治性の濾胞性リンパ腫 (Grade1–3A) を適応とする。
タファシタマブはCD19に対するヒト化IgGモノクローナル抗体であり、 B細胞性腫瘍細胞膜上のCD19に結合し、 抗体依存性細胞傷害 (ADCC) および抗体依存性細胞貪食 (ADCP) 活性、 ならびにアポトーシス誘導を介して腫瘍増殖抑制作用を示すと考えられている。
低ガンマグロブリン血症 : 抗CD19モノクローナル抗体タファシタマブのオンターゲット毒性として起こりうる。 inMIND試験では、 免疫グロブリン (IgG、 IgA、 IgM) をスクリーニング時に測定し、 第2サイクル以降は2サイクルごとに治療終了時まで評価された。
Infusion reaction (IRR) : inMIND試験では、 タファシタマブ投与の各回につき、 開始30–60分前にアセトアミノフェン650–1000mg、 ジフェンヒドラミン50–100mg、 ステロイド (プレドニゾロン100mg) で前投薬を行った。 前投薬は第1サイクルで必須とし、 第1サイクル中にGrade≧2のIRRまたはGrade≧1のCRSを認めなかった場合、 以降は省略可能とされた。
タファシタマブの初回投与は最初の30分間を70mL/時とし、 その後増速して合計2.5時間を目安に投与。 2回目以降は1.5~2時間を目安に投与するが、 投与速度は125mL/時を超えないこと。
VTE : inMIND試験では、 LEN投与に伴う血栓症リスク増加を踏まえ、 全例でVTE予防を必須とした。 予防法はアスピリン70–325mg/日または低分子量ヘパリンが推奨された。
血球減少 : 投与前・投与中は定期的に血液検査を行い、 状態を十分観察する。
重篤な感染症/HBV再活性化 : 投与前に肝炎ウイルス等の感染有無を確認し、 必要な処置を行う。 投与中は感染症の発現・悪化に注意する。
腫瘍崩壊症候群 : 血清電解質・腎機能検査等を実施し、 徴候・症状を十分観察する。
- 血球減少
- 感染症
- HBVの再活性化
- 進行性多巣性白質脳症 (PML)
- Infusion reaction
- 腫瘍崩壊症候群
1) インサイト・バイオサイエンシズ・ジャパン合同会社. ミンジュビ®点滴静注用200mg 電子添文情報. 2026年7月 第4版.
2) インサイト・バイオサイエンシズ・ジャパン合同会社. ミンジュビ®点滴静注用200mg 適正使用ガイド. 2026年6月作成.
3) Lancet. 2026 Jan 10;407(10524):133-146.
最終更新 : 2026年7月27日
執筆 : HOKUTO編集部 がん専門・指導薬剤師
監修医師 : 東海大学血液腫瘍内科 扇屋大輔
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。
主要論文や適正使用ガイドをもとにした用量調整プロトコール、 有害事象対応をご紹介します。
なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。
また、 一般の方への情報提供ではないことを予めご了承ください。