内分泌療法剤との併用において、 パルボシクリブ125mg/日を3週間連続経口投与し、1週間休薬
タモキシフェンとの併用の場合
タモキシフェン20mgを1日1回経口投与併用
レトロゾールとの併用の場合
レトロゾール2.5mgを1日1回経口投与併用
フルベストラントとの併用の場合
フルベストラント500mgを1日目、 15日目及び29日目並びにその後は4週毎に筋注投与併用
初回基準量と減量レベル
アジア人の有害事象データを一部引用 (カッコ内はGrade3~4)
主な有害事象
注意すべき有害事象
有害事象データを一部引用 (カッコ内はGrade3~4)
主な有害事象
注意すべき有害事象
全体集団の有害事象データを一部引用 (カッコ内はGrade3~4)
主な有害事象
注意すべき有害事象
進行病変に対する治療歴のないER陽性/HER2陰性進行乳癌の閉経後女性患者において、 パルボシクリブ+レトロゾールの効果を、 プラセボ+レトロゾールを対照に検証した第Ⅲ相無作為化比較試験PALOMA-2の結果より、 無増悪生存期間 (PFS) に対する有効性が示された。
HR 0.58 (95%CI 0.46-0.72)、 p<0.001
PFSのサブグループ解析
内臓疾患の有無やホルモン療法歴の有無に関わらず、 パルボシクリブ群で有効性が認められた。
オッズ比 1.40 (95%CI 0.98-2.01)、 p=0.06
データ不十分のため未報告
ホルモン受容体陽性、 HER2陰性の進行乳癌患者において、 パルボシクリブ+フルベストラントの効果を、 プラセボ+フルベストラントを対照に検証した第Ⅲ相二重盲検無作為化比較試験PALOMA-3の結果より、 無増悪生存期間 (PFS) に対する有効性が示された。
全患者
HR 0.46 (95%CI 0.36-0.59)、 p<0.0001
過去の内分泌療法に対する感受性あり (410例)
HR 0.46 (95%CI 0.36-0.59)
過去の内分泌療法に対する感受性なし (111例)
HR 0.69 (95%CI 0.43-1.09)
HR 0.81 (95%CI 0.64-1.03)、p=0.09
過去の内分泌療法に対する感受性あり (410例)
HR 0.72 (95%CI 0.55-0.94)
過去の内分泌療法に対する感受性なし (111例)
HR 1.14 (95%CI 0.71-1.84)、p=0.12
内臓転移あり (311例)
HR 0.85 (95%CI 0.64-1.13)
内臓転移なし (210例)
HR 0.69 (95%CI 0.46-1.04)、p=0.44
閉経後患者 (413例)
HR 0.73 (95%CI 0.57-0.95)
閉経前もしくは閉経前後の患者 (108例)
HR 1.07 (95%CI 0.61-1.86)、p=0.25
全患者
オッズ比 2.47 (95%CI 1.36-4.91)、p=0.0019
ベースライン時に測定可能な病変を有する患者
オッズ比 2.69 (95%CI 1.43-5.26)、p=0.0012
奏効までの期間 (中央値)
QLQ-C30スコアのベースラインからの変化は、 パルボシクリブ群 (-0.9ポイント) よりプラセボ群 (-4.0ポイント) で有意に悪化した (p=0.03)。
最終更新日 : 2024年9月3日
監修医師 : HOKUTO編集部監修医師
執筆 : NTT東日本関東病院 薬剤部 兼平 暖先生
内分泌療法剤との併用において、 パルボシクリブ125mg/日を3週間連続経口投与し、1週間休薬
タモキシフェンとの併用の場合
タモキシフェン20mgを1日1回経口投与併用
レトロゾールとの併用の場合
レトロゾール2.5mgを1日1回経口投与併用
フルベストラントとの併用の場合
フルベストラント500mgを1日目、 15日目及び29日目並びにその後は4週毎に筋注投与併用
初回基準量と減量レベル
アジア人の有害事象データを一部引用 (カッコ内はGrade3~4)
主な有害事象
注意すべき有害事象
有害事象データを一部引用 (カッコ内はGrade3~4)
主な有害事象
注意すべき有害事象
全体集団の有害事象データを一部引用 (カッコ内はGrade3~4)
主な有害事象
注意すべき有害事象
進行病変に対する治療歴のないER陽性/HER2陰性進行乳癌の閉経後女性患者において、 パルボシクリブ+レトロゾールの効果を、 プラセボ+レトロゾールを対照に検証した第Ⅲ相無作為化比較試験PALOMA-2の結果より、 無増悪生存期間 (PFS) に対する有効性が示された。
HR 0.58 (95%CI 0.46-0.72)、 p<0.001
PFSのサブグループ解析
内臓疾患の有無やホルモン療法歴の有無に関わらず、 パルボシクリブ群で有効性が認められた。
オッズ比 1.40 (95%CI 0.98-2.01)、 p=0.06
データ不十分のため未報告
ホルモン受容体陽性、 HER2陰性の進行乳癌患者において、 パルボシクリブ+フルベストラントの効果を、 プラセボ+フルベストラントを対照に検証した第Ⅲ相二重盲検無作為化比較試験PALOMA-3の結果より、 無増悪生存期間 (PFS) に対する有効性が示された。
全患者
HR 0.46 (95%CI 0.36-0.59)、 p<0.0001
過去の内分泌療法に対する感受性あり (410例)
HR 0.46 (95%CI 0.36-0.59)
過去の内分泌療法に対する感受性なし (111例)
HR 0.69 (95%CI 0.43-1.09)
HR 0.81 (95%CI 0.64-1.03)、p=0.09
過去の内分泌療法に対する感受性あり (410例)
HR 0.72 (95%CI 0.55-0.94)
過去の内分泌療法に対する感受性なし (111例)
HR 1.14 (95%CI 0.71-1.84)、p=0.12
内臓転移あり (311例)
HR 0.85 (95%CI 0.64-1.13)
内臓転移なし (210例)
HR 0.69 (95%CI 0.46-1.04)、p=0.44
閉経後患者 (413例)
HR 0.73 (95%CI 0.57-0.95)
閉経前もしくは閉経前後の患者 (108例)
HR 1.07 (95%CI 0.61-1.86)、p=0.25
全患者
オッズ比 2.47 (95%CI 1.36-4.91)、p=0.0019
ベースライン時に測定可能な病変を有する患者
オッズ比 2.69 (95%CI 1.43-5.26)、p=0.0012
奏効までの期間 (中央値)
QLQ-C30スコアのベースラインからの変化は、 パルボシクリブ群 (-0.9ポイント) よりプラセボ群 (-4.0ポイント) で有意に悪化した (p=0.03)。
最終更新日 : 2024年9月3日
監修医師 : HOKUTO編集部監修医師
執筆 : NTT東日本関東病院 薬剤部 兼平 暖先生
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。
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なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。
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