- タキソール® (添付文書¹⁾)
- パラプラチン® (添付文書²⁾)
MITO-7試験³⁾のプロトコル
18週間継続
- DEX 3.3mg+ファモチジン 50mg+抗ヒスタミン薬+生食 100mL
- NK₁阻害剤+5-HT₃拮抗剤+生食 50ml (30分)
- PTX 60mg/m²+5%ブ糖液 250mL (1時間)
- CBDCA+生食 250mL (30~60分)
MITO-7試験³⁾のプロトコル
対象: FIGOステージIC–IVの卵巣癌患者810例
方法: weekly TC群 vs triweekly TC群
【有効性】weekly TC群
【安全性】主な有害事象 (カッコ内 Grade3~4)
MITO-7試験¹⁾は、 カルボプラチン、 パクリタキセル両者を週1回投与するweekly TC療法と、 従来のTC療法を比較しました。 パクリタキセルの投与量が60mg/m²とJGOG3016試験⁴⁾の投与量 (80mg/m²) よりも少ないことが特徴です。 この試験の結果、 PFS中央値は、 18.3ヵ月 (weekly TC療法)、 17.3ヵ月 (TC療法)でほぼ同等 (HR=0.96, 0.80-1.16, P=0.66) と言えます (ただ、 非劣性デザインではなかった)。
また、 weekly TC療法は、 TC療法と比べて、 全般的QOLが良好で、 好中球減少、 発熱性好中球減少、 末梢神経障害の頻度が有意に少なかったです。 この結果より、 weekly TC療法は、 標準治療のオプションと考えられますが、 高齢者で合併症をもった方、 初回治療時に合併症をもった方、 PS不良などの方などでは、 良い治療選択肢になると思います。
最終更新日 : 2024年8月3日
監修医師 : 日本医科大学 武蔵小杉病院 腫瘍内科教授 勝俣 範之先生
- タキソール® (添付文書¹⁾)
- パラプラチン® (添付文書²⁾)
MITO-7試験³⁾のプロトコル
18週間継続
- DEX 3.3mg+ファモチジン 50mg+抗ヒスタミン薬+生食 100mL
- NK₁阻害剤+5-HT₃拮抗剤+生食 50ml (30分)
- PTX 60mg/m²+5%ブ糖液 250mL (1時間)
- CBDCA+生食 250mL (30~60分)
MITO-7試験³⁾のプロトコル
対象: FIGOステージIC–IVの卵巣癌患者810例
方法: weekly TC群 vs triweekly TC群
【有効性】weekly TC群
【安全性】主な有害事象 (カッコ内 Grade3~4)
MITO-7試験¹⁾は、 カルボプラチン、 パクリタキセル両者を週1回投与するweekly TC療法と、 従来のTC療法を比較しました。 パクリタキセルの投与量が60mg/m²とJGOG3016試験⁴⁾の投与量 (80mg/m²) よりも少ないことが特徴です。 この試験の結果、 PFS中央値は、 18.3ヵ月 (weekly TC療法)、 17.3ヵ月 (TC療法)でほぼ同等 (HR=0.96, 0.80-1.16, P=0.66) と言えます (ただ、 非劣性デザインではなかった)。
また、 weekly TC療法は、 TC療法と比べて、 全般的QOLが良好で、 好中球減少、 発熱性好中球減少、 末梢神経障害の頻度が有意に少なかったです。 この結果より、 weekly TC療法は、 標準治療のオプションと考えられますが、 高齢者で合併症をもった方、 初回治療時に合併症をもった方、 PS不良などの方などでは、 良い治療選択肢になると思います。
最終更新日 : 2024年8月3日
監修医師 : 日本医科大学 武蔵小杉病院 腫瘍内科教授 勝俣 範之先生
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。
主要論文や適正使用ガイドをもとにした用量調整プロトコール、 有害事象対応をご紹介します。
なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。
また、 一般の方への情報提供ではないことを予めご了承ください。