- パラプラチン® (添付文書)
【1コース】21日
【催吐性】 中等度催吐性*
【FN発症】低リスク
1コース21日間で最大6コース施行、 その後は維持療法としてGefetinib+PEM継続
PS 0~1で、 EGFR変異陽性 IIIB~IV期、 または術後再発で根治的放射線治療及び外科的治療の適応がないNSCLC患者 (Stage IIIA を含む)を対象に、 ゲフィチニブ+CBDCA+PEM併用療法とゲフィチニブ単剤療法を比較有効性
- ORR:84%
- mPFS:20.9ヵ月
- mOS:49.0ヵ月
EGFR遺伝子変異陽性 (エクソン19欠失、 L858R、L861Q、G719A、G719C、 G719S) で、 IIIB期/Ⅳ期または術後再発の非扁平上皮非小細胞肺癌 (PS0~1、化学療法未治療、20~75歳)
🔢カルボプラチンAUC投与量計算より算出可
日本肺癌学会の各種手引きやHOKUTO編集部のまとめコンテンツを参照ください。
PEMの血中濃度が上昇し、 有害事象が増強する可能性があるため、 半減期の長いNSAIDsにおいてはPEM投与5日前から投与2日後の8日間はできるかぎり併用を控えた方が良い。 また、 半減期の短いNSAIDsにおいては軽度から中等度の腎機能障害の場合、 PEM投与2日前から投与2日後の5日間はできるかぎり併用を控えた方が良い。
投与1週間以上前に、 Vit.B12 1000mg 筋注、 葉酸1g日 投与。 それぞれVit.B12は9週ごと、 葉酸は毎日継続する。
▼PS 0-1の場合
1次治療としてオシメルチニブ単剤療法を行うよう「推奨」する (推奨の強さ:1、エビデンスの強さ:A)。
その他のEGFR-TKIでの「提案」は下記のとおり
- Gefitinib+CBDCA/PEM (提案 2A)
- Erlotinib+RAM (提案 2A)
- Dacomitinib (提案 2B)
▼PS 2の場合
1次治療として、 EGFR-TKI単剤療法を行うよう「推奨」する (1C) Gefitinib+CBDCA/PEMを行うよう勧めるだけの根拠が明確ではない。
▼PS 3~4
1次治療として、 ゲフィチニブ単剤療法を行うよう「推奨」する (1C)
▼Uncommon mutation
エクソン18-21の遺伝子変異 (E709X、G719X、S768I、P848L、L861Q、エクソン19の挿入変異など) にはEGFR-TKI単剤療法を行うよう「提案」する (2C)
EGFR-TKI未治療のT790M変異にオシメルチニブ単剤療法を行うよう「提案」する (2D)
エクソン20の挿入変異にはEGFR-TKI療法を行わないよう「推奨」する (1C)
▼EGFR遺伝子変異陽性の2次治療以降
1次治療EGFR-TKI耐性または増悪後のT790M変異陽性例に対して、 オシメルチニブ単剤療法を行うよう「推奨」(1B)
3) 日本肺癌学会. 肺癌診療ガイドライン-悪性胸膜中皮腫・ 胸腺腫瘍含む-2023年版
4) アストラゼネカ株式会社. 「イレッサ®︎総合製品情報概要」 2022年4月作成 [最終閲覧 2024/8/13]
最終更新日 : 2024年8月13日
HOKUTO編集部医師監修
- パラプラチン® (添付文書)
【1コース】21日
【催吐性】 中等度催吐性*
【FN発症】低リスク
1コース21日間で最大6コース施行、 その後は維持療法としてGefetinib+PEM継続
PS 0~1で、 EGFR変異陽性 IIIB~IV期、 または術後再発で根治的放射線治療及び外科的治療の適応がないNSCLC患者 (Stage IIIA を含む)を対象に、 ゲフィチニブ+CBDCA+PEM併用療法とゲフィチニブ単剤療法を比較有効性
- ORR:84%
- mPFS:20.9ヵ月
- mOS:49.0ヵ月
EGFR遺伝子変異陽性 (エクソン19欠失、 L858R、L861Q、G719A、G719C、 G719S) で、 IIIB期/Ⅳ期または術後再発の非扁平上皮非小細胞肺癌 (PS0~1、化学療法未治療、20~75歳)
🔢カルボプラチンAUC投与量計算より算出可
日本肺癌学会の各種手引きやHOKUTO編集部のまとめコンテンツを参照ください。
PEMの血中濃度が上昇し、 有害事象が増強する可能性があるため、 半減期の長いNSAIDsにおいてはPEM投与5日前から投与2日後の8日間はできるかぎり併用を控えた方が良い。 また、 半減期の短いNSAIDsにおいては軽度から中等度の腎機能障害の場合、 PEM投与2日前から投与2日後の5日間はできるかぎり併用を控えた方が良い。
投与1週間以上前に、 Vit.B12 1000mg 筋注、 葉酸1g日 投与。 それぞれVit.B12は9週ごと、 葉酸は毎日継続する。
▼PS 0-1の場合
1次治療としてオシメルチニブ単剤療法を行うよう「推奨」する (推奨の強さ:1、エビデンスの強さ:A)。
その他のEGFR-TKIでの「提案」は下記のとおり
- Gefitinib+CBDCA/PEM (提案 2A)
- Erlotinib+RAM (提案 2A)
- Dacomitinib (提案 2B)
▼PS 2の場合
1次治療として、 EGFR-TKI単剤療法を行うよう「推奨」する (1C) Gefitinib+CBDCA/PEMを行うよう勧めるだけの根拠が明確ではない。
▼PS 3~4
1次治療として、 ゲフィチニブ単剤療法を行うよう「推奨」する (1C)
▼Uncommon mutation
エクソン18-21の遺伝子変異 (E709X、G719X、S768I、P848L、L861Q、エクソン19の挿入変異など) にはEGFR-TKI単剤療法を行うよう「提案」する (2C)
EGFR-TKI未治療のT790M変異にオシメルチニブ単剤療法を行うよう「提案」する (2D)
エクソン20の挿入変異にはEGFR-TKI療法を行わないよう「推奨」する (1C)
▼EGFR遺伝子変異陽性の2次治療以降
1次治療EGFR-TKI耐性または増悪後のT790M変異陽性例に対して、 オシメルチニブ単剤療法を行うよう「推奨」(1B)
3) 日本肺癌学会. 肺癌診療ガイドライン-悪性胸膜中皮腫・ 胸腺腫瘍含む-2023年版
4) アストラゼネカ株式会社. 「イレッサ®︎総合製品情報概要」 2022年4月作成 [最終閲覧 2024/8/13]
最終更新日 : 2024年8月13日
HOKUTO編集部医師監修
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。
主要論文や適正使用ガイドをもとにした用量調整プロトコール、 有害事象対応をご紹介します。
なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。
また、 一般の方への情報提供ではないことを予めご了承ください。