治療スケジュール
概要
監修医師

MEL:メルファラン(アルケラン®)

投与量コース投与日
100mg/m²-Day -3、 -2

その他

多発性骨髄腫に対する自家移植の標準的なレジメン.
メルファラン200mg/m²を1日間、 または2日間に分けて投与する.
メルファラン投与日翌日、 あるいは翌々日に移植を実施する.
レジメン
HD-MEL
本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではございません. 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください.

薬剤情報

アルケラン® (添付文書)

特徴と注意点

  • 消化管の粘膜障害の発生が多く, 特に口内炎が問題になるため, クライオセラピーの実施を検討する.
  • G-CSFの併用で好中球500/mm³への回復までは11日 (7~22日) ほどを要する.¹⁾
  • 血小板2万/mm³への回復までは12日 (6~63日) ほどを要する.¹⁾
  • リンパ腫の自家移植と比較すると感染症の頻度は少ないとされているが, 1%前後の治療関連死の報告もある¹⁾ため, アシクロビル®の予防投与を推奨する.

関連する臨床試験の結果

Br J Haematol. 2000 Apr;109(1):138-47.

概要

  • 多発性骨髄腫への自己幹細胞移植療法の比較.

結果

  • 5年全生存期間 :37% (95%CI: 18~56).
  • 生存期間中央値:45ヵ月.
  • イベントフリー生存期間中央値:22ヵ月.

参考文献

  1. Br J Haematol. 2000 Apr;109(1):138-47.

最終更新:2023年5月26日
執筆担当:北海道がんセンタ-薬剤部 深井雄太
監修医師:東海大学血液腫瘍内科 扇屋大輔

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こちらの記事の監修医師
HOKUTO編集部
HOKUTO編集部

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

HOKUTO編集部
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監修・協力医一覧
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大量メルファラン(多発性骨髄腫)
2023年05月26日更新

MEL:メルファラン(アルケラン®)

投与量コース投与日
100mg/m²-Day -3、 -2

その他

多発性骨髄腫に対する自家移植の標準的なレジメン.
メルファラン200mg/m²を1日間、 または2日間に分けて投与する.
メルファラン投与日翌日、 あるいは翌々日に移植を実施する.

概要

本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではございません. 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください.

薬剤情報

アルケラン® (添付文書)

特徴と注意点

  • 消化管の粘膜障害の発生が多く, 特に口内炎が問題になるため, クライオセラピーの実施を検討する.
  • G-CSFの併用で好中球500/mm³への回復までは11日 (7~22日) ほどを要する.¹⁾
  • 血小板2万/mm³への回復までは12日 (6~63日) ほどを要する.¹⁾
  • リンパ腫の自家移植と比較すると感染症の頻度は少ないとされているが, 1%前後の治療関連死の報告もある¹⁾ため, アシクロビル®の予防投与を推奨する.

関連する臨床試験の結果

Br J Haematol. 2000 Apr;109(1):138-47.

概要

  • 多発性骨髄腫への自己幹細胞移植療法の比較.

結果

  • 5年全生存期間 :37% (95%CI: 18~56).
  • 生存期間中央値:45ヵ月.
  • イベントフリー生存期間中央値:22ヵ月.

参考文献

  1. Br J Haematol. 2000 Apr;109(1):138-47.

最終更新:2023年5月26日
執筆担当:北海道がんセンタ-薬剤部 深井雄太
監修医師:東海大学血液腫瘍内科 扇屋大輔

こちらの記事の監修医師
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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レジメン(血液)

がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。

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なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。

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