投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
130mg/m² 点滴 | 1~ | Day1 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
2000mg/m²/日 経口分2 朝夕食後 | 1~ | Day1夕~15朝 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
360mg/body 点滴 | 1~ | Day1 |
1コースは21日間。 |
L-OHP+CapeをCAPOXと呼ぶ。 |
本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではありません。 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください。
5-HT3受容体拮抗薬+デキサメタゾンday1-3
CINVリスク因子保有症例はNK1受容体拮抗薬の併用を考慮
CheckMate 649試験⁶⁾より抜粋
18歳以上で、 これまで治療を受けておらず切除不能な進行性または転移性の胃癌、 GEJ癌、 または食道腺癌を患っているPS0~1の患者
主な有害事象 (カッコ内はGrade3~4)
注意すべき有害事象 (カッコ内はGrade3~4)
ガイドラインでは、 HER2陰性胃癌1次治療において 「推奨される化学療法レジメン」である。 通常の術後再発例はもちろん、 S-1レジメンとの使い分けとして術後補助療法S-1に不応となった早期再発例に対するXParTS試験⁷⁾の結果から、 早期再発例の第1選択とする医師もいる (現在、 JACCRO GC-11 : FirSTAR試験が進行中)。現時点でNivo+CAPOXと使い分ける根拠はない。
CAPOXは、 オキサリプラチンの初回投与量が130mg/m²だが、 70歳以上高齢者を対象としたTCOG GI-1601試験初期解析において毒性により両薬剤の1段階減量による継続を結論づけられた。 S-1におけるWJOG8315G⁸⁾の結果と合わせて、 高齢者の初回投与量は100mg/m²が妥当かもしれない。
オキサリプラチンによるCIPNにより、 2次治療のPTX投与が困難になる時がある。治療効果が十分と考えられ、 CIPN Grade2となった場合は、 オキサリプラチンの中止を考慮する。 上記を考慮しオキサリプラチンについては計画中止も治療選択肢と考えられる。 海外の実臨床や臨床試験アームから考えるに、 オキサリプラチン130mg/m²なら6コース、 オキサリプラチン100mg/m²なら8コースでの投与終了も選択肢となる。
カペシタビンによる手足症候群の症状と、 オキサリプラチンによるCIPNの症状がオーバーラップするため問診時には混同しないように注意する。 SOXと異なり保湿剤による手足症候群の予防など対策を講じる必要がある。
化学療法未治療の切除不能な進行又は再発胃癌 (食道胃接合部癌を含む) を対象に、 オプジーボと化学療法 (フッ化ピリミジン系抗悪性腫瘍剤及びプラチナ製剤) 併用群の化学療法群に対する優越性を検証するとともに、 安全性も検討するための国際共同非盲検無作為化比較第Ⅲ相試験。 主要評価項目はPD-L1発現状況がCPS≧5の症例における全生存期間 (OS) 、 無増悪生存期間 (PFS) 、 副次的評価項目はPD-L1発現状況がCPS≧1の症例及び無作為化されたすべての症例におけるOSなどとされた。
Lancet. 2021 Jul 3;398(10294):27-40.
最終更新日:2024年8月6日
監修医師:HOKUTO編集部監修医師
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
130mg/m² 点滴 | 1~ | Day1 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
2000mg/m²/日 経口分2 朝夕食後 | 1~ | Day1夕~15朝 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
360mg/body 点滴 | 1~ | Day1 |
1コースは21日間。 |
L-OHP+CapeをCAPOXと呼ぶ。 |
本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではありません。 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください。
5-HT3受容体拮抗薬+デキサメタゾンday1-3
CINVリスク因子保有症例はNK1受容体拮抗薬の併用を考慮
CheckMate 649試験⁶⁾より抜粋
18歳以上で、 これまで治療を受けておらず切除不能な進行性または転移性の胃癌、 GEJ癌、 または食道腺癌を患っているPS0~1の患者
主な有害事象 (カッコ内はGrade3~4)
注意すべき有害事象 (カッコ内はGrade3~4)
ガイドラインでは、 HER2陰性胃癌1次治療において 「推奨される化学療法レジメン」である。 通常の術後再発例はもちろん、 S-1レジメンとの使い分けとして術後補助療法S-1に不応となった早期再発例に対するXParTS試験⁷⁾の結果から、 早期再発例の第1選択とする医師もいる (現在、 JACCRO GC-11 : FirSTAR試験が進行中)。現時点でNivo+CAPOXと使い分ける根拠はない。
CAPOXは、 オキサリプラチンの初回投与量が130mg/m²だが、 70歳以上高齢者を対象としたTCOG GI-1601試験初期解析において毒性により両薬剤の1段階減量による継続を結論づけられた。 S-1におけるWJOG8315G⁸⁾の結果と合わせて、 高齢者の初回投与量は100mg/m²が妥当かもしれない。
オキサリプラチンによるCIPNにより、 2次治療のPTX投与が困難になる時がある。治療効果が十分と考えられ、 CIPN Grade2となった場合は、 オキサリプラチンの中止を考慮する。 上記を考慮しオキサリプラチンについては計画中止も治療選択肢と考えられる。 海外の実臨床や臨床試験アームから考えるに、 オキサリプラチン130mg/m²なら6コース、 オキサリプラチン100mg/m²なら8コースでの投与終了も選択肢となる。
カペシタビンによる手足症候群の症状と、 オキサリプラチンによるCIPNの症状がオーバーラップするため問診時には混同しないように注意する。 SOXと異なり保湿剤による手足症候群の予防など対策を講じる必要がある。
化学療法未治療の切除不能な進行又は再発胃癌 (食道胃接合部癌を含む) を対象に、 オプジーボと化学療法 (フッ化ピリミジン系抗悪性腫瘍剤及びプラチナ製剤) 併用群の化学療法群に対する優越性を検証するとともに、 安全性も検討するための国際共同非盲検無作為化比較第Ⅲ相試験。 主要評価項目はPD-L1発現状況がCPS≧5の症例における全生存期間 (OS) 、 無増悪生存期間 (PFS) 、 副次的評価項目はPD-L1発現状況がCPS≧1の症例及び無作為化されたすべての症例におけるOSなどとされた。
Lancet. 2021 Jul 3;398(10294):27-40.
最終更新日:2024年8月6日
監修医師:HOKUTO編集部監修医師
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。
主要論文や適正使用ガイドをもとにした用量調整プロトコール、 有害事象対応をご紹介します。
なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。
また、 一般の方への情報提供ではないことを予めご了承ください。