【催吐性】 軽度催吐性
電子添文¹⁾の用法及び用量
1日1回50mg/m²を1mg/分の速度で静脈内投与し、 その後4週間休薬
国内第Ⅱ相試験²⁾のプロトコル
電子添文¹⁾の基準
対象: 上皮性卵巣癌、 卵管癌、 腹膜癌と診断されプラチナ製剤をベースとした化学療法治療歴を有する日本人患者74例
方法: PLD 50mg/m²を4週間毎に投与
【有効性】
【安全性】主な有害事象 (カッコ内 Grade3~4)
選択肢となるレジメンは、 PLD療法をはじめ複数存在しますが、 どのレジメンが最もよいのかは、 結論が得られていません。
本レジメンにおいては、 プラチナ抵抗性再発卵巣がん患者に対する第Ⅱ相試験の結果、 29% (8/28人) の奏効率を認めています。
また、 BSC (Best supportive care) との比較も行われていませんので、 プラチナ抵抗性再発卵巣癌に対して、 化学療法を行うことのベネフィットも示されていないとも言えます。
プラチナ抵抗性再発卵巣癌患者さんに、 どのレジメンを使用するかは、 副作用のプロファイル、 投与スケジュールなどを考慮して、 患者さんと相談しながら、 考えていくのがよいと思います。
最終更新日 : 2024年8月3日
監修医師 : 日本医科大学 武蔵小杉病院 腫瘍内科教授 勝俣 範之先生
【催吐性】 軽度催吐性
電子添文¹⁾の用法及び用量
1日1回50mg/m²を1mg/分の速度で静脈内投与し、 その後4週間休薬
国内第Ⅱ相試験²⁾のプロトコル
電子添文¹⁾の基準
対象: 上皮性卵巣癌、 卵管癌、 腹膜癌と診断されプラチナ製剤をベースとした化学療法治療歴を有する日本人患者74例
方法: PLD 50mg/m²を4週間毎に投与
【有効性】
【安全性】主な有害事象 (カッコ内 Grade3~4)
選択肢となるレジメンは、 PLD療法をはじめ複数存在しますが、 どのレジメンが最もよいのかは、 結論が得られていません。
本レジメンにおいては、 プラチナ抵抗性再発卵巣がん患者に対する第Ⅱ相試験の結果、 29% (8/28人) の奏効率を認めています。
また、 BSC (Best supportive care) との比較も行われていませんので、 プラチナ抵抗性再発卵巣癌に対して、 化学療法を行うことのベネフィットも示されていないとも言えます。
プラチナ抵抗性再発卵巣癌患者さんに、 どのレジメンを使用するかは、 副作用のプロファイル、 投与スケジュールなどを考慮して、 患者さんと相談しながら、 考えていくのがよいと思います。
最終更新日 : 2024年8月3日
監修医師 : 日本医科大学 武蔵小杉病院 腫瘍内科教授 勝俣 範之先生
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。
主要論文や適正使用ガイドをもとにした用量調整プロトコール、 有害事象対応をご紹介します。
なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。
また、 一般の方への情報提供ではないことを予めご了承ください。