シスプラチン(カルボプラチン)/エトポシド+デュルバルマブ
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
80mg/m² | 1~4 | Day 1 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
AUC 5 | 1~4 | Day 1 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
100mg/m² | 1~4 | Day 1~3 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
1500mg/body | 1~4 | Day 1 |
1500mg/body | その後単独での維持療法 | Day 1 |
CBDCAはAUC6も承認されている。 |
4コース終了後のCT評価でSD以上であればDurvalumab単剤のみによる維持療法を4週ごとに行い、 PDまで繰り返す。 |
Durvalumabは体重30kg以下の場合の1回投与量は20mg/kg(体重)とする。[電子添文記載] |
本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではございません. 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください.
・ パラプラチン® (添付文書)
・ シスプラチン® (添付文書)
・ エトポシド® (添付文書)
進展型小細胞肺癌 (PS 0-1) には、 プラチナ製剤/エトポシド併用療法+PD-L1阻害薬の併用治療を行うよう推奨する (推奨とエビデンスの強さ:1A)
ED-SCLCは根治不能であり、 患者のQOL改善と生存期問延長をを重視した選択が重要。 PS良好例では、 第一選択として以下の理由から白金製剤併用+ICIがあがる。 ICIが併用できないときや、間質性肺疾患合併時にはIPまたはPE療法が候補となる。
📊JCOG9511試験
PS0~2の70歳以下を対象として、 IP療法 (CDDP+CPT-11)とPE療法 (CDDP+ETP)と比較した第Ⅲ相試験。 2回目の中間解析で有効中止され、 IP換法が優越性を示した。 OS中央値:12.8ヶ月 vs 9.4ヶ月。
📊IMpower133試験
CE療法 +Atezolizumabが、 CE療法に対してOSを優位に延長した。 OS中央値:12.3ヵ月 vs 10.3ヶ月。
📊CASPIAN試験
PE/CE療法+Durvalumabが、 PE/CE療法に対してOSを優位に延長した。 OS中央値:13.0ヶ月 vs 10.3ヶ月。
1.維持療法中の投与間隔が異なる。
2.CASPIAN試験ではCDDPの使用が可能。
直接比較した臨床試験はないが、 いずれの薬剤もPD-L1限害葉であり、 効果副作用に関しても同様と考えられる。
化学療法歴のないPS 0-1のED-SCLC患者805例を対象に、DurvalumabまたはDurvalumab+Tremelimumabとプラチナ製剤併用療法を併用投与した場合の有効性および安全性を検討した国際共同第Ⅲ相試験
主要評価項目:全生存期間 (OS)³⁾
HR 0.73[95%CI 0.591~0.909] p=0.0047
副次評価項目: 無増悪生存期間 (PFS)³⁾
HR 0.73[95%CI 0.65-0.94]
更新された報告:18カ月OS率⁴⁾
HR 0.75 [95%CI:0.62-0.91]
更新された報告:36カ月OS率⁵⁾
HR 0.71 [95%CI:0.60-0.86]
日本人集団のサブ解析⁶⁾
1) アストラゼネカ株式会社 「イミフィンジ®︎、 イジュド®︎適正使用ガイド」 (2023年4月作成) [最終閲覧 2023/11/19]
2) 日本肺癌学会. 肺癌診療ガイドライン−悪性胸膜中皮腫・ 胸腺腫瘍含む−2023年版
最終更新日:2024年4月4日
HOKUTO編集部医師監修
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
80mg/m² | 1~4 | Day 1 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
AUC 5 | 1~4 | Day 1 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
100mg/m² | 1~4 | Day 1~3 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
1500mg/body | 1~4 | Day 1 |
1500mg/body | その後単独での維持療法 | Day 1 |
CBDCAはAUC6も承認されている。 |
4コース終了後のCT評価でSD以上であればDurvalumab単剤のみによる維持療法を4週ごとに行い、 PDまで繰り返す。 |
Durvalumabは体重30kg以下の場合の1回投与量は20mg/kg(体重)とする。[電子添文記載] |
本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではございません. 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください.
・ パラプラチン® (添付文書)
・ シスプラチン® (添付文書)
・ エトポシド® (添付文書)
進展型小細胞肺癌 (PS 0-1) には、 プラチナ製剤/エトポシド併用療法+PD-L1阻害薬の併用治療を行うよう推奨する (推奨とエビデンスの強さ:1A)
ED-SCLCは根治不能であり、 患者のQOL改善と生存期問延長をを重視した選択が重要。 PS良好例では、 第一選択として以下の理由から白金製剤併用+ICIがあがる。 ICIが併用できないときや、間質性肺疾患合併時にはIPまたはPE療法が候補となる。
📊JCOG9511試験
PS0~2の70歳以下を対象として、 IP療法 (CDDP+CPT-11)とPE療法 (CDDP+ETP)と比較した第Ⅲ相試験。 2回目の中間解析で有効中止され、 IP換法が優越性を示した。 OS中央値:12.8ヶ月 vs 9.4ヶ月。
📊IMpower133試験
CE療法 +Atezolizumabが、 CE療法に対してOSを優位に延長した。 OS中央値:12.3ヵ月 vs 10.3ヶ月。
📊CASPIAN試験
PE/CE療法+Durvalumabが、 PE/CE療法に対してOSを優位に延長した。 OS中央値:13.0ヶ月 vs 10.3ヶ月。
1.維持療法中の投与間隔が異なる。
2.CASPIAN試験ではCDDPの使用が可能。
直接比較した臨床試験はないが、 いずれの薬剤もPD-L1限害葉であり、 効果副作用に関しても同様と考えられる。
化学療法歴のないPS 0-1のED-SCLC患者805例を対象に、DurvalumabまたはDurvalumab+Tremelimumabとプラチナ製剤併用療法を併用投与した場合の有効性および安全性を検討した国際共同第Ⅲ相試験
主要評価項目:全生存期間 (OS)³⁾
HR 0.73[95%CI 0.591~0.909] p=0.0047
副次評価項目: 無増悪生存期間 (PFS)³⁾
HR 0.73[95%CI 0.65-0.94]
更新された報告:18カ月OS率⁴⁾
HR 0.75 [95%CI:0.62-0.91]
更新された報告:36カ月OS率⁵⁾
HR 0.71 [95%CI:0.60-0.86]
日本人集団のサブ解析⁶⁾
1) アストラゼネカ株式会社 「イミフィンジ®︎、 イジュド®︎適正使用ガイド」 (2023年4月作成) [最終閲覧 2023/11/19]
2) 日本肺癌学会. 肺癌診療ガイドライン−悪性胸膜中皮腫・ 胸腺腫瘍含む−2023年版
最終更新日:2024年4月4日
HOKUTO編集部医師監修
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。
主要論文や適正使用ガイドをもとにした用量調整プロトコール、 有害事象対応をご紹介します。
なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。
また、 一般の方への情報提供ではないことを予めご了承ください。