・ パラプラチン® (添付文書)
・ シスプラチン® (添付文書)
・ エトポシド® (添付文書)
【1コース】3週間 → 4週間 (維持療法)
【催吐性】 CDDP 高度、 CBDCA 中等度
【FN発症】中間リスク
CASPIAN試験³⁻⁵⁾ (1~4コース目)
CASPIAN試験³⁻⁵⁾ (5コース目~ 維持療法)
化学療法歴のないPS 0-1のED-SCLC患者805例を対象に、DurvalumabまたはDurvalumab+Tremelimumabとプラチナ製剤併用療法比較した国際共同第Ⅲ相試験
主要評価項目 : 全生存期間 (OS)³⁾
副次評価項目 : 無増悪生存期間 (PFS)³⁾
更新された報告 : 18ヵ月OS率⁴⁾
更新された報告 : 36ヵ月OS率⁵⁾
日本人集団のサブ解析⁶⁾
以下はCASPIAN試験³⁻⁵⁾より引用
- 好中球数≧1500/mm³
- 血小板数≧100,000/mm³
- ヘモグロビン≧9.0g/dL
- 血清ビリルビン≦1.5×正常域上限(ULN)
- AST / ALT / ALP ≦2.5×ULN
- クレアチニンクリアランス
進展型小細胞肺癌 (PS 0-1) には、 プラチナ製剤/エトポシド併用療法+PD-L1阻害薬の併用治療を行うよう強く推奨 (1A)
ED-SCLCは根治不能であり、 患者のQOL改善と生存期問延長を重視した選択が重要。 PS良好例では、 第一選択として以下の理由から白金製剤併用+ICIが挙がる。 ICIが併用できないときや、間質性肺疾患合併時にはIP療法またはPE療法が候補となる。
📊JCOG9511試験
PS0~2の70歳以下を対象として、 IP療法 (CDDP+CPT-11)とPE療法 (CDDP+ETP)と比較した第Ⅲ相試験。 2回目の中間解析で有効中止され、 IP療法が優越性を示した。 OS中央値 : 12.8ヵ月 vs 9.4ヵ月。
📊IMpower133試験
CE療法 +Atezolizumabが、 CE療法に対してOSを優位に延長した。 OS中央値 : 12.3ヵ月 vs 10.3ヵ月。
📊CASPIAN試験
PE/CE療法+Durvalumabが、 PE/CE療法に対してOSを優位に延長した。 OS中央値 : 13.0ヵ月 vs 10.3ヵ月。
1.維持療法中の投与間隔が異なる
2.CASPIAN試験ではCDDPの使用が可能
直接比較した臨床試験はないが、 いずれの薬剤もPD-L1阻害薬であり、 効果・副作用に関しても同様と考えられる。
1) アストラゼネカ株式会社 「イミフィンジ®︎、 イジュド®︎適正使用ガイド」 (2023年4月作成) [最終閲覧 2023/11/19]
2) 日本肺癌学会. 肺癌診療ガイドライン-悪性胸膜中皮腫・ 胸腺腫瘍含む-2024年版
最終更新日 : 2024年11月16日
HOKUTO編集部医師監修
・ パラプラチン® (添付文書)
・ シスプラチン® (添付文書)
・ エトポシド® (添付文書)
【1コース】3週間 → 4週間 (維持療法)
【催吐性】 CDDP 高度、 CBDCA 中等度
【FN発症】中間リスク
CASPIAN試験³⁻⁵⁾ (1~4コース目)
CASPIAN試験³⁻⁵⁾ (5コース目~ 維持療法)
化学療法歴のないPS 0-1のED-SCLC患者805例を対象に、DurvalumabまたはDurvalumab+Tremelimumabとプラチナ製剤併用療法比較した国際共同第Ⅲ相試験
主要評価項目 : 全生存期間 (OS)³⁾
副次評価項目 : 無増悪生存期間 (PFS)³⁾
更新された報告 : 18ヵ月OS率⁴⁾
更新された報告 : 36ヵ月OS率⁵⁾
日本人集団のサブ解析⁶⁾
以下はCASPIAN試験³⁻⁵⁾より引用
- 好中球数≧1500/mm³
- 血小板数≧100,000/mm³
- ヘモグロビン≧9.0g/dL
- 血清ビリルビン≦1.5×正常域上限(ULN)
- AST / ALT / ALP ≦2.5×ULN
- クレアチニンクリアランス
進展型小細胞肺癌 (PS 0-1) には、 プラチナ製剤/エトポシド併用療法+PD-L1阻害薬の併用治療を行うよう強く推奨 (1A)
ED-SCLCは根治不能であり、 患者のQOL改善と生存期問延長を重視した選択が重要。 PS良好例では、 第一選択として以下の理由から白金製剤併用+ICIが挙がる。 ICIが併用できないときや、間質性肺疾患合併時にはIP療法またはPE療法が候補となる。
📊JCOG9511試験
PS0~2の70歳以下を対象として、 IP療法 (CDDP+CPT-11)とPE療法 (CDDP+ETP)と比較した第Ⅲ相試験。 2回目の中間解析で有効中止され、 IP療法が優越性を示した。 OS中央値 : 12.8ヵ月 vs 9.4ヵ月。
📊IMpower133試験
CE療法 +Atezolizumabが、 CE療法に対してOSを優位に延長した。 OS中央値 : 12.3ヵ月 vs 10.3ヵ月。
📊CASPIAN試験
PE/CE療法+Durvalumabが、 PE/CE療法に対してOSを優位に延長した。 OS中央値 : 13.0ヵ月 vs 10.3ヵ月。
1.維持療法中の投与間隔が異なる
2.CASPIAN試験ではCDDPの使用が可能
直接比較した臨床試験はないが、 いずれの薬剤もPD-L1阻害薬であり、 効果・副作用に関しても同様と考えられる。
1) アストラゼネカ株式会社 「イミフィンジ®︎、 イジュド®︎適正使用ガイド」 (2023年4月作成) [最終閲覧 2023/11/19]
2) 日本肺癌学会. 肺癌診療ガイドライン-悪性胸膜中皮腫・ 胸腺腫瘍含む-2024年版
最終更新日 : 2024年11月16日
HOKUTO編集部医師監修
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。
主要論文や適正使用ガイドをもとにした用量調整プロトコール、 有害事象対応をご紹介します。
なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。
また、 一般の方への情報提供ではないことを予めご了承ください。