概要
監修医師
本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではありません。 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください。

薬剤情報

- パラプラチン® (添付文書)

- ラステット® (添付文書)

投与スケジュール

【1コース】4週間
【催吐性】 中等度催吐性*
【FN発症】中間リスク

JCOG9702試験¹⁾のプロトコル

Br J Cancer. 2007 Jul 16;97(2):162-9.より引用
*CBDCA併用レジメンは、 CBDCA AUC≧4の場合、 5-HT3受容体拮抗薬、 デキサメタゾン、 NK1受容体拮抗薬を併用する。
出典 : 制吐薬適正使用ガイドライン2023

KeyData|臨床試験結果

JCOG9702試験¹⁾

70歳以上かつPS 0~2の高齢者 および70歳以下のPS 3のSCLC患者を対象とした、 CE療法とsplit PE療法のランダム化比較 (各群110名)

【有効性】CE療法群の結果

- ORR 73%

- mPFS 5.2ヵ月

- mOS 10.8ヵ月

【安全性】主な有害事象 (括弧内はGrade3~4)

- 好中球数減少 99.1% (94.5%)

- 貧血 90.0% (29.1%)

- 血小板数減少 90.0% (55.5%)

- 脱毛症 80.9% (0%)

- PaO₂低下 61.8% (7.3%)

- 低Na血症 60.9% (16.4%)

- 悪心/嘔吐 60.0% (1.8%)

- AST増加 53.6% (2.7%)

- ALT増加 46.4% (1.8%)

- Bil増加 28.2% (0%)

- 発熱 27.3% (0%)

- 下痢 16.4% (0.9%)

👨‍⚕️監修医師コメント : 高齢者用のレジメンであり、 CBDCAはAUC 5であることに注意。 

各プロトコル

投与開始基準

JCOG9702試験¹⁾のプロトコル

Br J Cancer. 2007 Jul 16;97(2):162-9.より引用

レジメンの特徴と注意点

肺癌診療ガイドライン2023の推奨²⁾

CBDCA/Etop + Atezolizumab

CDDP(CBDCA)/Etop+Durvalumab

CE療法  PE療法

出典

1) Randomised phase III trial of carboplatin plus etoposide vs split doses of cisplatin plus etoposide in elderly or poor-risk patients with extensive disease small-cell lung cancer: JCOG 9702. Br J Cancer. 2007 Jul 16;97(2):162-9. PMID: 17579629

2) 日本肺癌学会. 肺癌診療ガイドライン-悪性胸膜中皮腫・ 胸腺腫瘍含む-2023年版

最終更新日 : 2024年6月11日
監修医師 : HOKUTO編集部監修医師

レジメン
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

HOKUTO編集部
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監修・協力医一覧
レジメン
CE
レジメン
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カルボプラチン+エトポシド
2024年07月18日更新
本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではありません。 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください。

薬剤情報

- パラプラチン® (添付文書)

- ラステット® (添付文書)

投与スケジュール

【1コース】4週間
【催吐性】 中等度催吐性*
【FN発症】中間リスク

JCOG9702試験¹⁾のプロトコル

Br J Cancer. 2007 Jul 16;97(2):162-9.より引用
*CBDCA併用レジメンは、 CBDCA AUC≧4の場合、 5-HT3受容体拮抗薬、 デキサメタゾン、 NK1受容体拮抗薬を併用する。
出典 : 制吐薬適正使用ガイドライン2023

KeyData|臨床試験結果

JCOG9702試験¹⁾

70歳以上かつPS 0~2の高齢者 および70歳以下のPS 3のSCLC患者を対象とした、 CE療法とsplit PE療法のランダム化比較 (各群110名)

【有効性】CE療法群の結果

- ORR 73%

- mPFS 5.2ヵ月

- mOS 10.8ヵ月

【安全性】主な有害事象 (括弧内はGrade3~4)

- 好中球数減少 99.1% (94.5%)

- 貧血 90.0% (29.1%)

- 血小板数減少 90.0% (55.5%)

- 脱毛症 80.9% (0%)

- PaO₂低下 61.8% (7.3%)

- 低Na血症 60.9% (16.4%)

- 悪心/嘔吐 60.0% (1.8%)

- AST増加 53.6% (2.7%)

- ALT増加 46.4% (1.8%)

- Bil増加 28.2% (0%)

- 発熱 27.3% (0%)

- 下痢 16.4% (0.9%)

👨‍⚕️監修医師コメント : 高齢者用のレジメンであり、 CBDCAはAUC 5であることに注意。 

各プロトコル

投与開始基準

JCOG9702試験¹⁾のプロトコル

Br J Cancer. 2007 Jul 16;97(2):162-9.より引用

レジメンの特徴と注意点

肺癌診療ガイドライン2023の推奨²⁾

CBDCA/Etop + Atezolizumab

CDDP(CBDCA)/Etop+Durvalumab

CE療法  PE療法

出典

1) Randomised phase III trial of carboplatin plus etoposide vs split doses of cisplatin plus etoposide in elderly or poor-risk patients with extensive disease small-cell lung cancer: JCOG 9702. Br J Cancer. 2007 Jul 16;97(2):162-9. PMID: 17579629

2) 日本肺癌学会. 肺癌診療ガイドライン-悪性胸膜中皮腫・ 胸腺腫瘍含む-2023年版

最終更新日 : 2024年6月11日
監修医師 : HOKUTO編集部監修医師

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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レジメン(呼吸器)

がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。

主要論文や適正使用ガイドをもとにした用量調整プロトコール、 有害事象対応をご紹介します。

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