1回1カプセル (500mg/回)~2カプセル (1000mg/回) を1日3回経口投与から開始し、 有効量まで漸増し、 以後、 症状、 血中・尿中ステロイド濃度、 副作用等により適宜増減する。
ジクロロジフェニルトリクロロエタン (DDT) の異性体で、 脂溶性が高く、 副腎皮質の束状層・網状層に選択的に作用し、 壊死と萎縮を惹起する。
球状層は保たれることが多く、 鉱質コルチコイド欠乏に至ることは少ない。
スピロノラクトン、 ペントバルビタール、 ドラビリンは併用禁忌である
血中濃度14mg/L以上で治療効果 (3~4週ごとの血中濃度モニタリングを推奨)。 ただし、 本邦では検査保険適用なし
消化器毒性、 副腎毒性 (対応:ヒドロコルチゾン補充)、 肝障害、 中枢神経障害など
Lancet Diabetes Endocrinol. 2023 ;11(10)
副腎皮質癌患者91例*を対象にミトタン術後療法の有効性、 安全性を検討した第Ⅲ相国際共同無作為化非盲検試験
5年無再発生存期間 (RFS)
ミトタン術後療法群 : 79%
術後療法なし : 75%
有害事象による中止
ミトタン投与42例のうち8例 (19%) が中止
1) オペプリム®添付文書 (2024年1月改訂第4版) [最終閲覧: 2024/11/5]
最終更新日 : 2024年11月9日
監修医師 : HOKUTO編集部監修医師
1回1カプセル (500mg/回)~2カプセル (1000mg/回) を1日3回経口投与から開始し、 有効量まで漸増し、 以後、 症状、 血中・尿中ステロイド濃度、 副作用等により適宜増減する。
ジクロロジフェニルトリクロロエタン (DDT) の異性体で、 脂溶性が高く、 副腎皮質の束状層・網状層に選択的に作用し、 壊死と萎縮を惹起する。
球状層は保たれることが多く、 鉱質コルチコイド欠乏に至ることは少ない。
スピロノラクトン、 ペントバルビタール、 ドラビリンは併用禁忌である
血中濃度14mg/L以上で治療効果 (3~4週ごとの血中濃度モニタリングを推奨)。 ただし、 本邦では検査保険適用なし
消化器毒性、 副腎毒性 (対応:ヒドロコルチゾン補充)、 肝障害、 中枢神経障害など
Lancet Diabetes Endocrinol. 2023 ;11(10)
副腎皮質癌患者91例*を対象にミトタン術後療法の有効性、 安全性を検討した第Ⅲ相国際共同無作為化非盲検試験
5年無再発生存期間 (RFS)
ミトタン術後療法群 : 79%
術後療法なし : 75%
有害事象による中止
ミトタン投与42例のうち8例 (19%) が中止
1) オペプリム®添付文書 (2024年1月改訂第4版) [最終閲覧: 2024/11/5]
最終更新日 : 2024年11月9日
監修医師 : HOKUTO編集部監修医師
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。
主要論文や適正使用ガイドをもとにした用量調整プロトコール、 有害事象対応をご紹介します。
なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。
また、 一般の方への情報提供ではないことを予めご了承ください。