投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
100mg/m² 点滴 | 1~ | Day1 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
400mg/m² 点滴 | 1~ | Day1 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
400mg/m² 急速静注 | 1~ | Day1 |
2,400mg/m² 持続静注 | 1~ | Day1~3 |
パロノセトロン0.75mg day1 点滴、 デキサメタゾン 6.6mg day1 点滴、 8.0mg day2-4 経口 |
1コース14日間。 |
L-OHP+l-LV+5-FUをFOLFOX療法と呼ぶ。 |
国際第Ⅱ相試験⁴⁾のプロトコル
MECレジメンとして扱う。
国際第Ⅱ相試験⁴⁾のプロトコル
国際第Ⅱ相試験⁴⁾のプロトコル
主な有害事象 (カッコ内はGrade3~4)
注意すべき有害事象 (カッコ内はGrade3~4)
FP±Nivo/PemやIPI+Nivoとの使い分けが問題となる。 エビデンスレベルからはFP±Nivo/PemやIPI+Nivoを第1選択とし、 FOLFOXはこれらの治療レジメンが不適格の症例を対象とする。 具体的には心疾患、 腎障害、 外来での通院希望例、 自己免疫疾患を有する症例などである。
オキサリプラチンの投与量は腎機能CrClを参考に決定する。 CrClの計算はCockcroft-Gault式を用い、 CrCl≧30mL/minでは減量不要である。 欧州の添付文書ではCrCl<30mL/minは禁忌とされているが、 米国NCI Organ Dysfunction Working GroupによるとCrCl≧20mL/minで投与可能と報告されている⁵⁾。
オキサリプラチンは末梢神経障害が問題となる。 累積投与量が850mg/m²に達するとGrade3の末梢神経障害が約10%に出現する⁶⁾。 またオキサリプラチンの末梢神経障害は中止後も増悪するcoastingが見られるため、 症状が増悪してから中止しても手遅れとなりQOLを著しく悪化させる可能性があるため注意を要する。 累積投与量が850mg/m²を目安に中止を検討する。
最終更新日 : 2024年8月21日
執筆医 : 神奈川県立がんセンター消化器内科 古田 光寛先生
監修医師 : 神奈川県立がんセンター消化器内科部長 町田望先生
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
100mg/m² 点滴 | 1~ | Day1 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
400mg/m² 点滴 | 1~ | Day1 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
400mg/m² 急速静注 | 1~ | Day1 |
2,400mg/m² 持続静注 | 1~ | Day1~3 |
パロノセトロン0.75mg day1 点滴、 デキサメタゾン 6.6mg day1 点滴、 8.0mg day2-4 経口 |
1コース14日間。 |
L-OHP+l-LV+5-FUをFOLFOX療法と呼ぶ。 |
国際第Ⅱ相試験⁴⁾のプロトコル
MECレジメンとして扱う。
国際第Ⅱ相試験⁴⁾のプロトコル
国際第Ⅱ相試験⁴⁾のプロトコル
主な有害事象 (カッコ内はGrade3~4)
注意すべき有害事象 (カッコ内はGrade3~4)
FP±Nivo/PemやIPI+Nivoとの使い分けが問題となる。 エビデンスレベルからはFP±Nivo/PemやIPI+Nivoを第1選択とし、 FOLFOXはこれらの治療レジメンが不適格の症例を対象とする。 具体的には心疾患、 腎障害、 外来での通院希望例、 自己免疫疾患を有する症例などである。
オキサリプラチンの投与量は腎機能CrClを参考に決定する。 CrClの計算はCockcroft-Gault式を用い、 CrCl≧30mL/minでは減量不要である。 欧州の添付文書ではCrCl<30mL/minは禁忌とされているが、 米国NCI Organ Dysfunction Working GroupによるとCrCl≧20mL/minで投与可能と報告されている⁵⁾。
オキサリプラチンは末梢神経障害が問題となる。 累積投与量が850mg/m²に達するとGrade3の末梢神経障害が約10%に出現する⁶⁾。 またオキサリプラチンの末梢神経障害は中止後も増悪するcoastingが見られるため、 症状が増悪してから中止しても手遅れとなりQOLを著しく悪化させる可能性があるため注意を要する。 累積投与量が850mg/m²を目安に中止を検討する。
最終更新日 : 2024年8月21日
執筆医 : 神奈川県立がんセンター消化器内科 古田 光寛先生
監修医師 : 神奈川県立がんセンター消化器内科部長 町田望先生
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。
主要論文や適正使用ガイドをもとにした用量調整プロトコール、 有害事象対応をご紹介します。
なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。
また、 一般の方への情報提供ではないことを予めご了承ください。