KCTR-D014試験³⁾/電子添文¹⁾の用法および用量
2週間間隔
4週間間隔
1回240mgを2週間間隔または1回480mgを4週間間隔で点滴静注¹⁾³⁾
KCTR-D014試験³⁾のプロトコル
以下の少なくとも1つが発生した場合、 投与中止
主な有害事象 (カッコ内はGrade3~4)
ニボルマブは根治切除不能な進行・再発の上皮系皮膚悪性腫瘍に対して、 2024年2月9日に効能効果が追加され⁵⁾、 これによって根治切除不能な進行・再発の乳房外パジェット病に対しても保険診療内で使用することが可能になった。
事実上、 薬物療法を必要とする根治切除不能な進行・再発の乳房外パジェット病に対して保険適用のある薬剤は本剤のみである。
通常、 成人には1回240mgを2週間間隔または1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。
実臨床においては、 投薬前に必ずバイタルサイン、 臨床所見、 血液学的検査等の確認を行い、 症状を有するGrade2以上もしくはGrade3以上の有害事象を発現していることが確認された場合は休薬することが望ましい。 有害事象からの回復が確認したうえで、 治療再開を検討することが望ましい。
国内第Ⅱ相試験³⁾ (KCTR-D014試験) が根治切除不能な進行・再発の上皮系皮膚悪性腫瘍患者31例を対象に実施された。 同試験の中で乳房外パジェット病は4例が対象となり、 奏効率 (RECISTガイドライン1.1版に基づく独立中央判定によるCR又はPR) は、 25.0% (95%CI : 0.6~80.6%) と報告されている。 有害事象は29/31例 (93.5%) に認められ、 本剤との因果関係が否定できない有害事象は18/31 例 (58.1%) に認められた。
同試験において、 有害事象は29/31例 (93.5%) に認められ、 本剤との因果関係が否定できない有害事象は18/31 例 (58.1%) に認められた。 その内訳は、 甲状腺機能障害11例 (35.5%)、 間質性肺疾患2例 (6.5%)、 副腎機能障害2例 (6.5%)、 横紋筋融解症/ミオパチー1例 (3.2%)、 肝機能障害1例 (3.2%)、 下垂体機能障害1例 (3.2%)、 神経障害1例 (3.2%)、 腎機能障害1例 (3.2%) 及びぶどう膜炎1 例 (3.2%) であった。
厚生労働省より出されている最適使用推進ガイドライン⁴⁾に基づいた使用が望ましい。
最終更新日 : 2024年8月26日
監修医師 : 国立がん研究センター中央病院 皮膚腫瘍科 緒方大先生
KCTR-D014試験³⁾/電子添文¹⁾の用法および用量
2週間間隔
4週間間隔
1回240mgを2週間間隔または1回480mgを4週間間隔で点滴静注¹⁾³⁾
KCTR-D014試験³⁾のプロトコル
以下の少なくとも1つが発生した場合、 投与中止
主な有害事象 (カッコ内はGrade3~4)
ニボルマブは根治切除不能な進行・再発の上皮系皮膚悪性腫瘍に対して、 2024年2月9日に効能効果が追加され⁵⁾、 これによって根治切除不能な進行・再発の乳房外パジェット病に対しても保険診療内で使用することが可能になった。
事実上、 薬物療法を必要とする根治切除不能な進行・再発の乳房外パジェット病に対して保険適用のある薬剤は本剤のみである。
通常、 成人には1回240mgを2週間間隔または1回480mgを4週間間隔で点滴静注する。
実臨床においては、 投薬前に必ずバイタルサイン、 臨床所見、 血液学的検査等の確認を行い、 症状を有するGrade2以上もしくはGrade3以上の有害事象を発現していることが確認された場合は休薬することが望ましい。 有害事象からの回復が確認したうえで、 治療再開を検討することが望ましい。
国内第Ⅱ相試験³⁾ (KCTR-D014試験) が根治切除不能な進行・再発の上皮系皮膚悪性腫瘍患者31例を対象に実施された。 同試験の中で乳房外パジェット病は4例が対象となり、 奏効率 (RECISTガイドライン1.1版に基づく独立中央判定によるCR又はPR) は、 25.0% (95%CI : 0.6~80.6%) と報告されている。 有害事象は29/31例 (93.5%) に認められ、 本剤との因果関係が否定できない有害事象は18/31 例 (58.1%) に認められた。
同試験において、 有害事象は29/31例 (93.5%) に認められ、 本剤との因果関係が否定できない有害事象は18/31 例 (58.1%) に認められた。 その内訳は、 甲状腺機能障害11例 (35.5%)、 間質性肺疾患2例 (6.5%)、 副腎機能障害2例 (6.5%)、 横紋筋融解症/ミオパチー1例 (3.2%)、 肝機能障害1例 (3.2%)、 下垂体機能障害1例 (3.2%)、 神経障害1例 (3.2%)、 腎機能障害1例 (3.2%) 及びぶどう膜炎1 例 (3.2%) であった。
厚生労働省より出されている最適使用推進ガイドライン⁴⁾に基づいた使用が望ましい。
最終更新日 : 2024年8月26日
監修医師 : 国立がん研究センター中央病院 皮膚腫瘍科 緒方大先生
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。
主要論文や適正使用ガイドをもとにした用量調整プロトコール、 有害事象対応をご紹介します。
なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。
また、 一般の方への情報提供ではないことを予めご了承ください。