アテゾリズマブの皮下注射剤が米で承認、 非小細胞肺癌におけるNCCN GLの推奨は?
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HOKUTO編集部

16日前

アテゾリズマブの皮下注射剤が米で承認、 非小細胞肺癌におけるNCCN GLの推奨は?

アテゾリズマブの皮下注射剤が米で承認、 非小細胞肺癌におけるNCCN GLの推奨は?
NCCNガイドラインのアップデート情報を紹介する新連載がスタート。 第1回は、 2024年9月23日に更新された非小細胞肺癌 (NSCLC) のVersion 10の変更点を紹介する。 

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Version 10の主な変更点は?

アテゾリズマブの皮下注射が可能に

アテゾリズマブの投与方法は、 これまで静注のみだったが、 2023年9月12日のFDA承認のもと、 ヒアルロニダーゼとの併用で皮下注射が可能になったことが明記された。 なお、 アテゾリズマブ点滴静注と用法・用量は異なる。

アテゾリズマブの皮下注射剤が米で承認、 非小細胞肺癌におけるNCCN GLの推奨は?

📄FDA添付文書 「 TECENTRIQ HYBREZA」

📄PubMed論文情報 「IMscin001試験」

皮下注製剤により投与時間は約7分に

アテゾリズマブ静脈内投与は30分から1時間程度かかるが (初回1時間、以後30分に短縮検討可能)、皮下注製剤は約7分で済む。

日本の適応・推奨との違いは?

点滴静注のみ肺癌、肝癌、乳癌で承認

アテゾリズマブ (テセントリク®︎) は2018年1月にNSCLCに対し本邦で承認された。 2019年8月にED-SCLC、 2019年9月に乳癌、 2020年9月に肝細胞癌への適応が追加されている。

📄テセントリク点滴静注840mg / 1200mg

「肺癌診療ガイドライン2024」 に記載なし

2024年10月時点では、 皮下注射製剤は承認されておらず、 2024年10月に日本肺癌学会より発刊された 「肺癌診療ガイドライン2024年版」 においても、 皮下注射についての言及はない。

💡NCCNガイドラインとは?
National Comprehensive Cancer Network (NCCN) が提供する、 癌治療のための標準的な指針である。  会員登録を行うことで、 詳細なガイドラインや更新情報、 エビデンスの詳細にアクセス可能であり、 治療計画に役立つツールも利用できる。 

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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