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海外ジャーナルクラブ

40日前

【JAMA】慢性/妊娠高血圧妊婦の血圧自己測定は血圧コントロールの有意な改善に繋がらず


Chappell LCらは, 慢性高血圧または妊娠高血圧の妊婦を対象に、 血圧自己測定群の効果を検証する非盲検無作為化臨床試験を実施した(BUMP試験). 結果、 遠隔モニタリングによる血圧自己測定群は、 通常のケアと比較して、 血圧コントロールの有意な改善につながらなかったと報告した. 本研究はJAMA誌において発表された.

研究デザイン

  • 本試験の対象者は以下の通り.
  • 慢性高血圧症:454名
  • 妊娠高血圧症:396名
  • 以下の2群に無作為に割り付けた.
  1. 通常ケア (医療従事者による血圧測定) +遠隔モニタリングシステムを用いた血圧自己測定群 (430名)
  2. 通常ケアのみ群 (420名)
  • 主要アウトカムは、 無作為化から出産までの間に医療従事者によって記録された平均収縮期血圧の差とした.

結果

慢性高血圧コホート

  • 平均年齢36歳、 入室時平均妊娠20週
  • 血圧自己測定群と通常ケア群の平均収縮期血圧に有意差は認められなかった
  • 133.8 vs 133.6 mmHg (調整平均差 0.03mmHg, 95% CI -1.73~1.79) .

妊娠高血圧コホート

  • 平均年齢34歳、 入室時平均妊娠33週
  • 同様に平均収縮期血圧に有意差は認められなかった.
  • 137.6 vs 137.2mmHg (調整平均差 -0.03mmHg, 95% CI -2.29-2.24).

重篤な有害事象

  • 血圧自己測定群で8件 (各コホート4件)、 通常ケア群で3件 (慢性高血圧コホート 2件、 妊娠高血圧コホート 1件) が確認された.

原著

Chappell LC, et al.Effect of Self-monitoring of Blood Pressure on Blood Pressure Control in Pregnant Individuals With Chronic or Gestational Hypertension: The BUMP 2 Randomized Clinical Trial. JAMA. 2022 May 3;327(17):1666-1678. PMID: 35503345


こちらの記事の監修医師
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聖路加国際病院 救急部 清水真人先生
聖路加国際病院
救急部 清水真人先生

2013年慶應義塾大学医学部を卒業。初期臨床研修修了後、2015年聖路加国際病院救急部入局。就任間もなく聖路加ベストティーチャー賞を連続受賞。救急・集中治療、 医学教育を専門とする他、Webツールの医療現場での利用に精通し、 複数の雑誌で連載を行う。

聖路加国際病院 救急部 清水真人先生
聖路加国際病院
救急部 清水真人先生

2013年慶應義塾大学医学部を卒業。初期臨床研修修了後、2015年聖路加国際病院救急部入局。就任間もなく聖路加ベストティーチャー賞を連続受賞。救急・集中治療、 医学教育を専門とする他、Webツールの医療現場での利用に精通し、 複数の雑誌で連載を行う。

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