HOKUTO編集部
3ヶ月前
2024年8月8日~8月10日にパシフィコ横浜で開催された「ASCO Breakthrough 2024」の注目演題ハイライト記事を掲載いたします。
KRAS G12C遺伝子変異陽性固形癌を対象に、 第2世代KRAS G12C阻害薬olomorasibの有効性と安全性を評価した第Ⅰ/Ⅱ相試験において、 進行NSCLCへのolomorasib+抗PD-1抗体ペムブロリズマブ併用療法を評価した前治療歴あり/なしコホートの結果から、 併用療法の有望な抗腫瘍活性と良好な忍容性が示された。 愛知県がんセンター呼吸器内科部長の藤原豊氏が発表した。 (詳細をみる)
RET融合遺伝子陽性の進行非小細胞肺癌(NSCLC)患者を対象に、 RET阻害薬セルペルカチニブの有効性および安全性を、 化学療法+抗PD-1抗体ペムブロリズマブを対照に検証した第Ⅲ相無作為化比較試験LIBRETTO-431の追加解析の結果から、 セルペルカチニブは新規/既存の脳転移に対しても有効であることが示された。 国立がん研究センター東病院呼吸器内科長/副院長の後藤功一氏が発表した。 (詳細をみる)
RET融合遺伝子陽性の進行非小細胞肺癌(NSCLC)患者を対象に、 RET阻害薬セルペルカチニブの有効性および安全性を、 化学療法+抗PD-1抗体ペムブロリズマブを対照に検証した第Ⅲ相無作為化比較試験LIBRETTO-431の追加解析の結果から、 セルペルカチニブは東アジア人に対しても有効であることが示された。 国立がん研究センター東病院呼吸器内科長/副院長の後藤功一氏が発表した。 (詳細をみる)
アジア人の局所進行ESCCにおける術前化学放射線療法 (nCRT) 後の臨床奏効評価 (CRE) として、 Bite-on-bite生検、 超音波内視鏡化穿刺吸引法(EUS-FNA)、 およびPET-CTの精度を評価した、 アジアで実施された多施設共同前向きコホート試験preSINOの結果より、 Bite-on-bite生検とEUS-FNAおよびPET-CTにctDNAを用いたMRDの検出を組み合わせることで、 遠隔転移のリスクが高い患者をより正確に特定できることが示された。 中国・Shanghai Chest HospitalのZhigang Li氏が発表した。 (詳細をみる)
未治療の局所進行性または転移性尿路上皮癌 (la/mUC) に対する抗ネクチン4抗体薬物複合体エンホルツマブ ベドチン+抗PD-1抗体ペムブロリズマブ (EV+P) 併用療法の有効性、 プラチナベースの化学療法 (PBC) を対照に検証した第Ⅲ相国際共同非盲検無作為化比較試験EV-302の患者報告アウトカムの結果より、 EV+PはPBCと比べてQOLや疼痛を悪化させることなくPFSおよびOSを改善させることが示された。 聖マリアンナ医科大学腎泌尿器外科主任教授の菊地栄次氏が発表した。 (詳細をみる)
低リスク上咽頭癌に対するIMRT単独療法の有効性について、 CCRTを対照に検証した第Ⅲ相多施設共同非盲検非劣性無作為化比較試験の結果より、 IMRT単独療法はCCRTと同等の有効性を示し、 有害事象の発現率も少なかった。 中国・Sun Yat-sen University Cancer CenterのRui Guo氏が発表した。 (詳細をみる)
8月8~10日、 横浜で 「ASCO Breakthrough 2024」 が開催される。 同学会共催委員で日本癌治療学会理事長、 国立がん研究センター東病院副院長/医薬品開発推進部門長の吉野孝之氏に、 ASCO Breakthrough 2024の特徴や本会における注目演題について聞いた。 (詳細をみる)
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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