海外ジャーナルクラブ
1ヶ月前
Schoretsanitisらは、 GLP-1受容体作動薬セマグルチドおよびリラグルチドの使用に関する薬物有害反応 (ADR) である、 自殺および自傷行為の潜在的シグナルについて、 世界保健機関 (WHO) のデータベースを用いた不均衡性解析で検証した。 その結果、 自殺およびまたは自傷行為の報告数はそれぞれ107例 (0.35%)、 162例 (0.31%) で、 セマグルチド使用関連の自殺念慮においてのみ、 非比例的分析で有意な非比例性が認められた (報告オッズ比 1.45、 information component[IC] 0.53)。
完璧な薬と思われていたGLP1受容体作動薬ですが、 自殺行動との関連について詳細な検討が必要になります。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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