海外ジャーナルクラブ
17日前
McCormackらは、 局所進行子宮頸癌を対象に、 導入化学療法+標準化学放射線療法 (CRT) の有効性について、 CRT単独を対照に、 第Ⅲ相国際多施設共同無作為化比較試験INTERLACEで比較検討した。 その結果、 導入化学療法の併用により、 PFSおよびOSの有意な改善が示された。 本研究はLancetにて発表された。
リクルートに、 実に10年を要しています。 その理由としては、 放射線治療の品質保証に関する厳しい要件や、 確定治療の遅延や脱毛に対する懸念など、 臨床医や患者に関連する要因のようです。
局所進行子宮頸癌に対する標準治療はシスプラチンベースのCRTであるものの、 多くの患者で再発や転移を引き起こす。 そこで本研究では、 導入化学療法の併用による患者の無増悪生存期間 (PFS) や全生存期間 (OS) の改善効果について検証した。
18歳以上の局所進行*子宮頸癌患者500例を対象として、 患者を以下の2群に1 : 1で無作為に割り付けた。
主要評価項目は、 ITT集団におけるPFSおよびOSだった。
治療期間中央値45日、 追跡期間67ヵ月における各群の5年PFS率は、 導入化学療法併用群では72%で、 CRT単独群の64%に比べて有意に改善した〔HR 0.65 (95%CI 0.46-0.91)、 p=0.013〕。
同様に、 5年OS率は導入化学療法併用群では80%で、 CRT単独群の72%に比べて有意な改善を示した〔HR 0.60 (95%CI 0.40-0.91)、 p=0.015〕。
Grade3以上の有害事象の発現率は、 導入化学療法併用群で59%、 CRT単独群で48%だった。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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