海外ジャーナルクラブ
7日前

Goelらは、 インドの未治療かつ肝硬変を伴わない慢性C型肝炎ウイルス (HCV) 感染患者を対象に、 ソホスブビル/ベルパタスビル (SOF/VEL) の8週間投与と標準的な12週間投与を、 多施設共同非盲検非劣性無作為化比較試験RESOLVEで比較した。 主要評価項目である治療終了12週後の持続的ウイルス学的著効 (SVR12) 達成割合は、 per-protocol解析で8週群98.8%、 12週群99.0% (リスク差0.2%) であり、 8週群の12週群に対する非劣性が示された。 ITT解析でも、 それぞれ93.5%、 91.8%で、 非劣性が確認された。 本試験の結果はLancet誌に掲載された。
肝硬変患者、 HCV遺伝子型3以外の患者、 注射薬物使用者、 維持透析患者への一般化には限界があります。 また、 肝線維化評価にLSMを使用しており、 医療資源の限られた地域での適用には課題があります。
肝硬変を伴わないHCV感染症は、 ソホスブビル/ベルパタスビル (SOF/VEL、 エプクルーサ®) の12週間投与が標準治療とされる。
本試験では、 標準の12週投与レジメンに対する8週投与レジメンのHCV排除効果における非劣性が検証された。
RESOLVEは、 インドの公的資金による5病院で実施された多施設共同非盲検非劣性無作為化比較試験である。 対象は肝硬変を伴わないHCV単独感染の未治療成人患者 (18歳以上) とした。
2022年5月~2024年9月にスクリーニングを受けた1,620例のうち、 880例 (54.3%) が以下の2群に1:1で無作為化された。
主要評価項目は、 治療終了後12週時に定量可能なHCV RNAを認めない持続的ウイルス学的著効 (SVR12) の達成割合とし、 per-protocol (PP) 集団で非劣性を評価した*。
880例のうち女性が51%を占め、 年齢中央値は35歳 (IQR 28~47歳) であった。 治療およびSVR12検査を完了したのは816例 (93%) で、 内訳は8週群415/443例 (94%)、 12週群401/437例 (92%) であった。
PP解析におけるSVR12達成割合は、 8週群98.8% (410/415例、 95%CI 97.2–99.6%)、 12週群99.0% (397/401例、 95%CI 97.5–99.7%) であった。 リスク差 (12週群–8週群) は0.2% (95%CI -1.5~1.9%) であり、 8週群の12週群に対する非劣性が示された。
Intention-to-treat (ITT) 解析におけるSVR12達成割合は、 8週群93.5% (414/443例、 95%CI 90.9~95.5%)、 12週群91.8% (401/437例、 95%CI 88.8–94.2%) であった。 リスク差 (12週群–8週群) は-1.7% (95%CI -5.2~1.9%) であり、 ITT解析でも8週群の非劣性が示された。
安全性については、 薬剤関連の重篤な有害事象および有害事象による投与中止は両群とも認められなかった。
著者らは 「肝硬変のない慢性HCV患者において、 SOF/VELの8週間投与は標準の12週間投与と有効性は同等であり、 治療期間の短縮を支持する結果が得られた」と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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