海外ジャーナルクラブ
4日前
Perkovicらは、 最適な支持療法下でも蛋白尿 (24時間尿蛋白/クレアチニン比≧1) を認めるIgA腎症患者443例を対象に、 支持療法に追加する経口補体第二経路B因子阻害薬イプタコパン* (200mgを1日2回24ヵ月投与) の有効性および安全性を第Ⅲ相国際多施設共同二重盲検プラセボ対照無作為化比較試験APPLAUSE-IgANの中間解析**で評価した。 その結果、 主要評価項目である9ヵ月時におけるイプタコパン群の尿蛋白/クレアチニン比 (補正後の幾何平均値) は、 プラセボと比べて38.3%の有意な低下を示し (95%CI 26.0-48.6、 p<0.001)、 副次評価項目でも一貫した結果が得られたことから、 蛋白尿の減少が支持された。 有害事象の発現率は両群で同程度であり、 大部分は軽度~中等度かつ可逆的であった。 感染リスクの増加は認められなかった。
中間解析は、 イプタコパンのeGFRやその他の腎機能指標への影響を確認することを目的として設計されておらず、 規制当局の助言に従い,まだ報告されていないとのことです。
IgA腎症治療薬 「sibeprenlimab」 のP3中間解析、 尿中蛋白を有意に減少
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。