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28日前

Asciertoらは、 切除後メラノーマに対する抗PD-1抗体ニボルマブ投与の長期有効性について、 抗CTLA-4抗体イピリムマブと比較した第Ⅲ相無作為化比較試験CheckMate 238の長期成績において検証した。 その結果、 9年後の無再発生存期間 (RFS)中央値は、 イピリムマブ群の24.2ヵ月に比べて、ニボルマブ群では61.1ヵ月と引き続き延長効果が示さた(HR 0.76 [95%CI 0.63–0.90])。 試験結果はNEJM誌に発表された。
Nivolumab for Resected Stage III or IV Melanoma at 9 Years. N Engl J Med. 2025 Oct 18. Online ahead of print. PMID: 41124198
OSに差がなかったにもかかわらず、 ニボルマブはイピリムマブと比較してRFS延長、 および良好な安全性プロファイルを示しています。
切除後ステージⅢB/CまたはⅣのメラノーマ患者を対象としたCheckMate 238試験において、 ニボルマブ投与群ではイピリムマブ投与群よりもRFSが延長した。 より長期のデータが求められていることから、 本試験の9年間の最終データを報告した。
同試験にて、 患者は1:1で無作為に割り付けられ、 ニボルマブまたはイピリムマブを最大1年間、 もしくは疾患の再発もしくは許容できない毒性が発現するまで投与された。 無作為化はステージおよびPD-L1発現状態により層別化された。 主要評価項目はRFSであり、 副次評価項目には全生存期間 (OS)、 遠隔転移のない生存期間 (DMFS)、 安全性が含まれた。
最短で約9年間 (107ヵ月) の追跡期間中、 RFSはニボルマブ群で延長した。
主要評価項目 : RFS
HR 0.76 (95%CI 0.63–0.90)
Ⅲ期の患者におけるDMFS
HR 0.81 (95%CI 0.65–1.00)
OS
HR 0.88 (95.03%CI 0.69–1.11)
メラノーマによる死亡
HR 0.87 (95%CI 0.67–1.13)
なお、 後続の全身療法はニボルマブ群で37.3%、 イピリムマブ群で44.6%の患者に実施された。 新たな有害事象は報告されなかった。
著者らは、 「9年間の最終データは、 ニボルマブがイピリムマブよりもRFSを持続的に延長することを支持するものであった」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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