海外ジャーナルクラブ
3ヶ月前
Soyerらは、 オーストラリアのメラノーマ発症リスクが高い成人患者314例を対象に、 通常ケアへの3D全身写真 (3D-TBP) および遠隔の逐次デジタル皮膚鏡検査 (SDDI) 追加がメラノーマなど皮膚癌早期発見に有用かどうかを無作為化比較試験で検討した。 その結果、 通常ケアに3D-TBPおよびSDDIを追加した介入群では、 通常ケアの対照群と比べて、 追跡1年後の1例あたりの切除・生検数が多かった (平均2.01 [95%CI 1.50-2.51] vs 1.39 [同 0.98-1.82])。 1例あたりのメラノーマ検出率に有意差は示されなかった (0.08件 [同 0.03-0.13] vs 0.16件 [同 0.08-0.25])。
撮影された病変の画像の中から若手臨床医が懸念される病変を選別し、 遠隔皮膚科医によるレビューに回しています。 レビュー対象となった病変の選定が若手臨床医の専門知識に依存している点がlimitationとなります。
医師監修コンテンツ
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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