腎機能別の投与量は以下より確認ください.
CEZ (セファゾリン、セファメジンαなど)
ポイント
- 第一世代セフェムのひとつ
- 狭域スペクトラムの抗菌薬の代表である.
- MSSAに対する第一選択薬として有名.
- GPC+多少のGNRに有効である.
どんな細菌に効くの?
- ◎ グラム陽性球菌を幅広くカバー
- ✕ 腸球菌には無効
- ✕ 緑膿菌、 ESBL産生菌、 嫌気性菌には無効
日常臨床で使用する疾患例
- MSSA菌血症•感染性心内膜炎•骨髄炎など
- 蜂窩織炎に対する選択薬の1つ
- 術前予防抗菌薬で最も頻繁に使用される
- 感受性のあるGNRに対する選択薬の1つ
臨床使用例
- 1回 1-2g 8時間毎(1日3回)
- 蜂窩織炎や尿路感染症の場合は1gで十分
- 菌血症・骨髄炎・IEなどの場合は2gに増量
注意点
- 髄液移行性はない
- E.coli, Klebsiella, Proteusなどの腸内細菌をカバーするが、耐性が3割程度あり要注意.
- 2019年、 国内でCEZの枯渇問題が生じた.
参考商品名
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