新薬承認情報
3ヶ月前
ロシュ・ダイアグノスティックスは1月14日、 p16タンパクを検出する免疫組織化学染色 「ベンタナ OptiView CINtec p16 (E6H4) 」 について、 子宮頸部上皮内腫瘍 (CIN) への新たな診断補助として、 1月1日に保険適用、 および1月15日に発売されたことを発表した。
p16は細胞の腫瘍化を示す代替マーカーである。 ベンタナ OptiView CINtec p16 (E6H4) の有用性は、 米国の大規模臨床試験CERTAIN (CERvical Tissue AdjunctIve aNalysis) Studyにおいて実証され、 日本では2024年6月6日に初めて承認された。 同検査薬の使用により、 子宮頸癌の前段階であるCINに対し、 診断精度の向上および適切なタイミングでの治療導入が期待される。
今回の保険適用では、 ヘマトキシリン・エオジン (HE) 染色で腫瘍性病変の鑑別が困難なCIN疑いの患者に対し、 ベンタナ OptiView CINtec p16 (E6H4) を用いて免疫染色での病理診断を行った場合に算定可能 (保険点数は720点) となる。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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