海外ジャーナルクラブ
22日前

Kastritisらは、 新規に診断されたALアミロイドーシス患者を対象に、 ボルテゾミブ+シクロホスファミド+デキサメタゾン (VCd) への抗CD38抗体ダラツムマブ上乗せ (D-VCd) の有効性および安全性を、 VCdを対照に第Ⅲ相無作為比較試験ANDROMEDAの最終解析で評価した。 その結果、 D-VCdはVCdと比べて、 全生存期間 (OS) および主要な臓器機能低下-無増悪生存期間 (MOD-PFS) を有意に改善した。 本研究はBlood誌において発表された。
試験デザイン上、 D-VCd群ではVCd終了後もダラツムマブ維持療法が継続されていたため、 VCd群と比べて治療期間が大きく異なっていました。 そのため、 有効性や有害事象発現率には治療曝露期間の差が影響している可能性があります。
第Ⅲ相ANDROMEDA試験の主解析において、 D-VCdはVCdと比べて血液学的完全寛解 (CR) 率を有意に改善し、 ALアミロイドーシスに対する承認された治療法として位置付けられた。
本研究では、 同試験の事前に計画された最終解析結果が報告された。
新規診断されたALアミロイドーシス患者388例が以下の2群に1 : 1で無作為に割り付けられた。
主要評価項目は血液学的CRであった。
血液学的CR率はD-VCd群が59.5%であり、 VCd群の19.2%と比べて有意に高かった (OR 6.03 [95%CI 3.80-9.58]、 p<0.0001)。
血液学的CRまでの期間中央値は、 D-VCd群が67.5日 (範囲 8.0-879.0日) であり、 VCd群の85.0日 (範囲 14.0-617.0日) と比べて短かった。
追跡期間中央値61.4ヵ月において、 D-VCd群はVCd群と比べてMOD-PFS (HR 0.44 [95%CI 0.31-0.63]、 p<0.0001) およびOS (HR 0.62 [95%CI 0.42-0.90]、 p=0.0121) を有意に改善した。
心機能および腎機能の奏効率は、 D-VCd群がVCd群と比べて2~3倍高かった。 血液学的CRまたは心機能CRの達成は、 MOD-PFSおよびOSの改善と関連していた。
安全性プロファイルはVCdおよびダラツムマブにおける既報と一致していた。
著者らは 「VCdへのダラツムマブ上乗せは、 より深く迅速な血液学的奏効および臓器機能の回復をもたらし、 新規診断されたALアミロイドーシスにおいてOSおよびMOD-PFSのいずれも有意に改善した」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。