海外ジャーナルクラブ
1日前

Barafらは、 コントロール不良の痛風患者を対象に、 ナノカプセル化シロリムス (NAS) とPEG化尿酸酸化酵素pegadricaseの併用 (NASP) の有効性および安全性について、 二重盲検プラセボ対照の無作為化比較試験DISSOLVE I/II で検討した。 その結果、 血清尿酸値<6mg/dL の達成率は、 高用量NASP投与群で51%、 低用量NASP投与群で43%であり、 いずれもプラセボ の8%と比べて有意に高かった。 試験結果は Arthritis Rheumatol に発表された。
本試験は主要評価項目を達成した一方、追跡が第21~24週までであり、 長期の尿酸低下維持や臨床アウトカム (痛風発作の長期抑制) に対する効果は評価期間が限られているため、 より長期の有効性と安全性の検証が必要です。
DISSOLVE I および DISSOLVE II は、 コントロール不良の痛風患者を対象に、 NASとpegadricaseを併用するNASPの有効性と安全性を検討した第Ⅲ相試験である。
本試験では、 患者が以下の3群に1:1:1で無作為化された。 NASPまたはプラセボは4週間ごとに計6回静脈内投与した。 合計265例が高用量NASP、 低用量NASP、 プラセボのいずれかの投与を受けた。
主要評価項目は第21~24週の80%以上の期間で血清尿酸値<6mg/dLを維持できた患者の割合とした。 副次評価項目には健康関連QOL、 痛風結節の消失、 圧痛関節数、 痛風発作が含まれ、 安全性も評価された。
第21-24週の80%以上の期間で血清尿酸値<6 mg/dLを維持できた患者の割合は、 高用量NASP群で51%、 低用量でNASP群43%であり、 プラセボ群の8%と比べていずれの用量でも有意に高かった (p<0.0001)。
有害事象のうち発現頻度が高かったのは痛風発作 (高用量NASP群 : 42.5%、 低用量NASP群 : 44.3%、 プラセボ群 : 43.3%)、 感染症 (同 23.0%、 18.2%、 16.7%)、 口内炎 (同 9.2%、 3.4%、 0%) であった。
高用量または低用量NASP投与群における投与開始から1時間以内の注入反応の頻度は4%と低かった。 第1~12週では発作がみられた患者の割合はNASP群とプラセボ群で同程度であったが、 その後はNASP群で減少し、 プラセボ群では不変であった。
著者らは、 「NASPによる治療はプラセボと比べて第21~24週の血清尿酸値に基づく完全な奏効を達成した患者の割合を有意に高め、 概ね忍容性は良好であった。 4週ごとの治療となるNASPは、 コントロール不良の痛風患者の疾患による負担を大きく軽減できる可能性がある」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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