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11日前

Yangらは、 ノルウェー全土の自治体を通じて募集された小児を対象に、 小児と保護者のスクリーン使用と小児の言語発達との関連について住民ベースの前向きコホート研究で検討。 その結果、 主たる養育者のスマートフォンのスクリーンタイムが長くなるほど小児の受容語彙の発達速度が低下することに関連し、 4~5歳時にデジタル機器を所有していた小児ではベースライン時の受容語彙と受容文法のスコアが低いことが示された。 研究結果はJAMA Pediatr誌に発表された。
スクリーン使用時間の経時的変化、 使用内容、 使用状況を評価できておらず、 子どもの言語発達との関連を十分に解明できていない点が主な限界です。
小児のスクリーン使用が言葉の発達に及ぼす影響については広く懸念されているが、 先行研究の結果は一致していない。 多くの研究では、 ベースライン時点での言語能力の差と、 その後の発達のペースを分けて評価が行われていないため、 スクリーン利用が幼児期の実際の言語発達に関連するかどうかは不確かであった。 そこで、 本研究では小児と保護者のスクリーン使用と、 5~7歳における小児の言語発達との関連が検討された。
本研究は住民ベースの前向きコホート研究である。 2023年にノルウェー全土の自治体を通じて小児が募集され、 年1回、 計3回の調査が行われた。 データは2025年9月~2026年3月に解析された。
研究では、 研究開始時点における①保護者の報告に基づく小児の1日のスクリーンタイム*、 ②小児のデジタル機器の所有状況、 ③母親および父親の1日のソーシャルメディア使用時間、 ④主たる養育者のスマートフォンのスクリーンタイムとした。
主要評価項目は受容語彙と受容文法で、 British Picture Vocabulary ScaleとTest for Reception of Grammarを用いて毎年評価された。 潜在成長モデル**により、 保護者の教育歴と世帯収入で調整したうえで、 ベースライン時の言語水準と5~7歳の発達軌跡が推定された。
計747例の小児が解析対象となった。 平均年齢は4.9歳 (SD 0.3)で、 性別データが得られた718例のうち360例 (50.1%) が女児であった。
解析の結果、 スクリーン使用の指標の多くは、 小児の言語能力の発達速度との関連を認めなかった。
研究開始時点の主たる養育者のスマートフォンのスクリーン時間が1日1時間長くなるごとに、 受容語彙の素点の年間の伸びは0.42点低下した (95%CI -0.66~-0.18)。
4~5歳時にデジタル機器を所有していた小児では、 所有していなかった小児と比べて、 ベースライン時の受容語彙のスコアが5.13点 (95%CI -7.43~-2.82) 低く、 受容文法のスコアが4.56点 (95%CI -7.56~-1.55) 低かった。
著者らは、 「主たる養育者のスマートフォン使用時間は小児の受容語彙の発達速度の低下に関連し、 小児のデジタル機器所有は同時点での言語能力の低さに関連していた。 この結果は、 スクリーン使用が小児の言語発達に及ぼす影響を評価する際には家庭全体のスクリーン使用状況を考慮する必要があることを示しており、 保護者や臨床医にとって有用な知見となり得る」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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