｢とにかく人の良さに魅了されました｣ ――｡ 諏訪中央病院 (長野県茅野市) の初期研修医･永松果林先生と星野将志先生はこう話します｡ 病院の雰囲気や研修の特徴などについて聞きました｡ 

※肩書きや内容はインタビュー当時 (2024年4月) のものです｡ 現在とは異なる場合があります｡

研修の特徴

患者さんの生活背景も考える

――研修先に選んだ決め手は｡

永松先生 ｢大学の実習で､ 疾患だけでなく患者さんの生活背景についてもチームで考えながら診療していたのが印象的でした｡ 臨床能力が高い医師が多く､ 患者さんに寄り添い､ 患者とその家族中心で動く姿は私の理想の医師像そのものでした｣

永松先生

――病院の特徴は｡

星野先生 ｢土地柄､ 患者さんは地元の以外に長野の別荘に滞在している人もいます｡ さまざまなバックグラウンドがあり､ それだけ多くの症例を経験することができます｣

1年目から主担当医 / 心が揺れ動く現場経験

――研修プログラムの特徴は｡

永松先生 ｢主担当医として､ 急性期から慢性期まで長期間にわたって患者さんを診ることができます｡ 救急外来で診た患者さんは､ 指導医と相談しながら入院から退院調整まで行います｡ 退院後は往診も担当し､ 家族や大切にしているものなどに関わりながら継続して診ていきます｡ 病棟を出てからの流れも理解でき､ より患者さんのことを考える力が身につきます｣

病院の窓から八ヶ岳が綺麗に見える

星野先生 ｢患者さんが病棟からICUや緩和ケアに移ったとしても､ 主担当医として引き続き診ることになります｡ 時には看取りとなり､ 辛い経験もあります｡ しかし､ ソーシャルワーカーとも連携しながら患者さんや家族との関わり方を学べるので､ 医師として大きく成長することができます｣

星野先生

県外から多様な人材

――病院の雰囲気は｡

永松先生 ｢大きすぎず小さすぎない病院の規模感で､ コメディカルを含め全員が顔見知りです｡ ローテしていない科の先生のことも知っているので､ 心理的な障壁がなく､ 何でも聞きやすい環境です｡ 上級医は『総合診療マインド』を持った教育熱心な先生が多く､ 昼カンファでの臨床推論などでは､ さまざまな先生からアドバイスをもらうことができます｣

昼カンファ

――指導面での特徴は｡

星野先生 ｢朝と夕方のカンファでは､ 当日や翌日の動きもすり合わせ､ 指導医からのサポートも手厚いです｡ 聖路加国際病院 (東京) や飯塚病院 (福岡) など県外から来る専攻医が多いのも特徴で､ あらゆる病院の医師から屋根瓦式で直接指導を受けられます｡ 内科のローテ中は特に忙しいですが､ 研修医の体調やメンタル面も気にかけてくれるので､ 働きやすさは抜群です｣

病院の雰囲気 / オフタイム

夏は登山､ 冬はウィンタースポーツ

――オフの過ごし方は｡

永松先生･星野先生 ｢夏は､ よく八ヶ岳で登山をしていました｡ 近くにサイクリングなども楽しめる公園もあります｡ 冬はウィンタースポーツが盛んで､ 車で30分程度の場所にスキー場もあります｡ 景色も良く､ 田舎すぎないちょうど良い環境だと思います｣

冬はスノボ､ スキー､ スケートが楽しめる

肌で感じる人の温かさ

――医学生へメッセージを｡

永松先生 ｢患者さんの生活に深く関わりたいと考えている人におすすめの病院です｡ 一度見学に来れば､ 医師や患者さんの温かさを感じてもらえると思います｣

星野先生 ｢都会ではないですが､ 医療のレベルがとても高い病院です｡ 『諏訪中央病院で診てもらえて幸せ』という患者さんも多く､ 地元で信頼されている病院なので､ ぜひ見学に来てください｣

先生方のプロフィール

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