海外ジャーナルクラブ
3日前

Peccatoriらは、 超高リスク初回再発のCD22陽性小児B細胞性急性リンパ性白血病 (B-ALL) に対する抗CD22抗体薬物複合体イノツズマブ オゾガマイシン (商品名ベスポンサ) 単剤の活性および安全性について、 第Ⅰ/Ⅱ相・単群試験 (ITCC-059) で検討した。 その結果、 全奏効率 (ORR) は71%であった。 グレード3/4の血液学的検査異常は全例に認められたが、 治療関連死はなかった。 試験結果はLancet Haematol誌に発表された。
本研究では性別ごとの解析を実施していないため、 男女間で治療効果や安全性に差が存在するかを評価できていない点はlimitationです。
超高リスク初回再発のB細胞性急性リンパ性白血病 (B-ALL) の小児は、 従来化学療法では極めて予後不良である。 一方、 イノツズマブ オゾガマイシンは2回目以降の再発・難治性B-ALLで高い抗腫瘍活性を示している。
本試験は、 超高リスク初回再発の小児B-ALLに対するイノツズマブ オゾガマイシン単剤を評価することを目的とした。
ITCC-059試験は、 小児の再発・難治性CD22陽性急性リンパ性白血病に対するイノツズマブ オゾガマイシンの推奨用量を同定するとともに、 活性および安全性を評価する多施設共同・国際・単群・第Ⅰ-Ⅱ相試験である。
1歳超18歳未満かつCD22陽性の超高リスク初回再発*のB-ALL小児を登録し、 サイクル1でイノツズマブ オゾガマイシン静注1.8mg/m² (1日目0.8mg/m²、 8日目0.5mg/m²、 15日目0.5mg/m²) を投与し、 奏効例には以降1.5mg/m²を最大6サイクルまで投与した。
主要評価項目は全奏効率 (ORR) **とした。
31例中22例がイノツズマブ オゾガマイシン治療後に奏効し、 ORRは71% (80%CI 58-82%) であった。
全例にグレード3/4の血液学的検査異常を認め、 重篤な有害事象は17例 (46%) で発生したが、 治療関連死は認められなかった。
著者らは、 「イノツズマブ オゾガマイシンは超高リスク初回再発の小児B-ALLに対する再寛解導入治療として高い活性を示し、 治療関連死のない良好な毒性プロファイルを示した」と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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