海外ジャーナルクラブ
8ヶ月前

Xiaoらは、 根治的切除を受けた肝外胆管癌 (EHC) および胆嚢癌 (GBC) 患者の術後療法として、 抗PD-1抗体camrelizumab+化学放射線療法 (カペシタビン+放射線療法) の有効性および安全性を、 経過観察群を対照として第Ⅱ相無作為化比較試験ACCORDで評価した。 その結果、 同併用療法は経過観察群と比べて全生存期間 (OS) および無再発生存期間 (RFS) を有意に改善し、 良好な安全性プロファイルを示した。 本研究はJAMA Oncol誌において発表された。
本試験は中国人患者を対象とした単施設非盲検試験であり、 イベント数の少なさや治療併用による効果の混在といった限界があります。
EHCおよびGBCは、 胆道癌の大部分を占め、 肝内胆管癌とは異なる分子学的・臨床的特徴を有する。 しかし、 切除可能なEHCおよびGBC患者に対して有効な術後療法は限定的である。
そこで第Ⅱ相無作為化比較試験ACCORDでは、 EHCおよびGBC患者の術後療法として、 抗PD-1抗体camrelizumab+化学放射線療法 (カペシタビン+放射線療法) の有効性および安全性を評価した。
根治的切除を受けたEHCおよびGBC患者93例が以下の2群に1 : 1で無作為に割り付けられた。
主要評価項目はOS、 副次評価項目はRFS、 安全性などであった。
対象患者93例のうち48例 (52%) が女性であり、 年齢中央値は62歳 (範囲 31-70歳) であった。 ベースラインにおける患者背景・疾患特性は両群間で同様だった。
追跡期間中央値36ヵ月 (四分位範囲 32-39ヵ月) におけるOSおよびRFSは、 経過観察群と比べて併用療法群で有意に改善した。
1、 2、 3年時のOS率 (95%CI) は、 併用療法群および経過観察群でそれぞれ95.7% (83.7-98.9%) vs 80.9% (66.4-89.5%)、 71.4% (56.4-82.5%) vs 52.9% (37.7-65.9%)、 58.2% (40.4-72.4%) vs 30.5% (16.5-45.7%) であった (HR 0.43 [95%CI 0.24-0.79]、 p=0.004)。
1、 2、 3年時のRFS率(95%CI)は、 それぞれ78.3% (63.4-87.7%) vs 55.3% (40.1-68.1%)、 54.0% (38.6-67.1%) vs 27.0% (15.2-40.3%)、 40.3% (25.3-54.8%) vs 17.2% (7.7-29.8%) であった (HR 0.46 [95%CI 0.28-0.76]、 p<0.001)。
併用療法群では、 camrelizumabの治療遅延を経験した患者はわずか6例 (13%) で、 すべての患者が化学放射線療法を完了した。 良好な安全性プロファイルを示し、 治療関連死亡の報告はなかった。
著者らは 「本研究において、 切除可能なEHC・GBC患者に対する術後療法としてのcamrelizumab+化学放射線療法 (カペシタビン+放射線療法) の併用は、 経過観察と比べて優れた生存転帰と良好な安全性プロファイルを示した。 上記併用療法の有効性は、 今後、 積極的治療 (化学療法または化学放射線療法) を対照群としたさらなる研究によって検証されるべきである」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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