医療の最前線から
12日前

世界の注目総説論文を紹介する 「医療の最前線から」。 今回は、 2026年のJournal of Hematology & Oncology誌の総説 「トリプルネガティブ乳癌 (TNBC) の治療」 を取り上げます。 TNBCは乳癌の10~20%を占め、 内分泌療法や従来のHER2増幅標的治療の選択肢が限られる亜型です。 本総説では著者らが示す腫瘍・微小環境・宿主の三層の枠組みに沿って、 確立した治療と成熟途上・探索段階の戦略が区別して整理されています。
❶早期高リスク例に術前後「ペムブロリズマブ」
❷術前化学療法に「プラチナ」併用でpCR上昇
❸CPS≧10の進行例に1次で「ケモ+ペムブロ」
❹既治療例に「ペムブロ単剤」常用は支持されず
❺アテゾは「併用化学療法」で結果変動
❻既治療の進行例で「SG」がPFS・OS改善
❼未治療進行例も「SG」でPFS改善・OS未成熟
❽既治療のHER2低発現転移例に「T-DXd」
❾gBRCA変異の転移例に「PARP阻害薬」
❿gBRCA野生型で術前「オラパリブ」追加非推奨
⓫gBRCA変異ではDTXより「CBDCA」の利益大
⓬AKTiの効果は「遺伝子異常単独」で予測不十分
原著論文で詳細を確認する

- 高リスクTNBCの周術期ペムブロ併用、 7年OS率85% vs 77%
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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