当直や救急外来でおすすめの医療計算ツール10選!大動脈解離、肺塞栓症、溶連菌感染症、t−PA適応脳卒中など
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HOKUTO編集部

11ヶ月前

当直や救急外来でおすすめの医療計算ツール10選!大動脈解離、肺塞栓症、溶連菌感染症、t−PA適応脳卒中など

当直や救急外来でおすすめの医療計算ツール10選!大動脈解離、肺塞栓症、溶連菌感染症、t−PA適応脳卒中など
研修医や専攻医の皆さんにとって、 救急外来や当直勤務は急性疾患の診断と治療における重要な経験となります。 今回は、これらのシチュエーションで有効に利用できる医療計算ツール10選をご紹介します。 

※リンクの選択で計算ツールへ遷移します

①Alvaradoスコア

急性虫垂炎の診断予測スコアで、MANTRELSスコアとも呼ばれています。 いくつかのvalidationも行われており、特異度は低いが感度は高いことが分かっています。 点数が低ければ帰宅を検討可能でありますが、 妊婦やHIVなど易感染患者では注意が必要です。 その他、小児を対象としたPediatric appendicitis scoreも知られています.

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②modified Centorスコア

A群溶連菌性咽頭炎の診断予測スコアです。 年齢、病状、身体所見から検査や抗菌薬治療の必要性を判断することができるとされますが、 ガイドライン上の扱いは各国で異なり、あくまでもGAS同定のためのスコアであり、補助的な利用をお薦めします。

③PERCルール

Pulmonary Embolism Rule-Out Criteriaの略で、 肺塞栓症の除外に用いられます。 前向き多施設研究では、 PERCを用いることで、画像検査はもとよりDダイマーすら不要となる症例が約20%存在すると報告されました。

④modified Wellsスコア

肺血栓塞栓症の診断予測スコアのひとつで、もともと3分法であったWellsスコアを2分法にしたものです。 PERCルールと異なり、除外にはDダイマーを要します。 PERCルールで適応外もしくは除外出来ない場合にはWellsスコアを活用しても良いかもしれません。 なお、 その後特異度をさらに高めるためにYEARS アルゴリズムが開発されています。 なお、DVTの評価に用いるWell'sスコアについては以下を参照下さい。

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Well'sスコアとDダイマー値の組み合わせで超音波画像診断の必要性が減少 (BMJ)

⑤カナダ頭部CTルール (CCHR)

頭部外傷患者におけるCT必要性を判断するための臨床予測ルールで、世界中でvalidationが行われています。 その他、ニューオリンズ基準などが知られています。 いずれのスコアにおいてもルールの対象になるのか、除外基準に含まれないかの確認を行いましょう。

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⑥PECARN小児頭部外傷ルール

GCS14 点以上の小児軽症頭部外傷例を対象にCT必要性を判断するための臨床予測ルールです。 患児を2 歳未満または2歳以上18歳未満に分けて、 意識レベルや意識消失の有無、 受傷機転などから頭部CTの推奨・非推奨を示しています。 その他、カナダのCATCH、 イギリスの CHALICEなどが知られています。

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⑦ADDリスクスコア

大動脈解離の診断予測スコアで、 1850例を前向きに検討した結果、 ADD-RSが0~1点かつDダイマー<0.5μg/mLであった924例のうち、 大動脈解離であったのはわずか3例 (0.3%) であったと報告されています。

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⑧LRINECスコア

Laboratory Risk Indicator for Necrotizing Fasciitis scoreの略で、壊死性筋膜炎の補助的診断ツールとして利用されます。 ただし、 スコアが低値であったも壊死性筋膜炎のリスクは低いが、否定はできないことに注意が必要です。 実際、LRINECスコアが 「0」であった壊死性筋膜炎の報告もあります。

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⑨γ投与量計算

救急外来で、循環作動薬や鎮静薬を利用する際にHOKUTOのガンマ投与量計算をお気に入り登録しておけば、正確な投与が可能になります。

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⑩rt-PAチェックリスト

静注血栓溶解療法の適応外、慎重投与項目をお気に入り登録しておくことをお薦めします。 発症から4.5時間以内が適応のrt-PA投与は、早ければ早いほど神経予後が良いことが分かっています。

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いかがでしたか?その他にもHOKUTO計算ツールには200を超えるコンテンツが掲載されています. 臨床予測ルールにはセッティングや対象患者などいくつかの制限がありますが、 適切に利用することで診断の正確性を上げ、患者の待ち時間を減らし、予後を改善させられるかもしれません.  (監修:聖路加国際病院救急部 清水真人)

こちらの記事の監修医師
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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