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HOKUTO編集部

44日前

【COPD】ADO指数を追加 !(BODE指数との比較、 COPDの生存期間予測)


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ADO指数とは?

  • プライマリケア領域で使用するため、 🔢BODE指数を較正・簡略化した指数¹⁾.
  • Age (年齢)、 Dyspnoea (呼吸困難)、 airflow Obstruction (気道閉塞度) の略¹⁾.

スコア

1秒率(FEV₁%)

  • 65%以上 +0点
  • 36~64% +1点
  • 35%以下 +2点

mMRC呼吸困難スケール (計算はこちら)

  • mMRC 0 +0点
激しい運動で呼吸困難
  • mMRC 1 +0点
緩やかな坂を歩いて呼吸困難
  • mMRC 2 +1点
呼吸困難により同年齢と比較して歩くペースが遅れる、 あるいは息切れにより立ち止まる
  • mMRC 3 +2点
数分、 あるいは約90m(100ヤード)歩くと息切れにより立ち止まる
  • mMRC 4 +3点
呼吸困難により外出困難、 あるいは衣服の着脱で呼吸困難

年齢

  • 40~49歳 +0点
  • 50~59歳 +1点
  • 60~69歳 +2点
  • 70~79歳 +3点
  • 80~89歳 +4点
  • 90歳以上 +5点

COPD患者の3年死亡率予測

点数が高いほど生命予後が悪い¹⁾.

エビデンス

2つのCOPD患者に対するコホート研究の結果をもとに、2009年に開発された¹⁾.

  1. Swiss Barmelweid コホート (長期間罹患している重症COPD患者) 232例
  2. Spanish Phenotype and Course of COPD コホート (中等症~重症COPDで初回入院中の患者) 342例

BODE指数の限界?

これらの患者の実際の3年全原因死亡リスクとスコアから予測されたリスクを比較したところ、 これまで利用されてきた🔢BODE指数のキャリブレーションは不良で、 3年死亡リスクの相対的予測値はSwissコホートで36%有意に低く、Spanishコホートでは39%有意に高かった.

ADO指数の方が実際の死亡率とマッチ

次いで、Swissコホートのデータに基づき「年齢」「呼吸困難 (mMRC)」 「気道閉塞 (1秒率)」からなる簡略なADO指数を策定し、 この妥当性をSpanishコホートのデータを用いて検証した結果、 Spanishコホートにおける実際の死亡率とよくマッチした (p=0.98).

参考文献

  1. Expansion of the prognostic assessment of patients with chronic obstructive pulmonary disease: the updated BODE index and the ADO index. Lancet. 2009 Aug 29;374(9691):704-11. PMID: 19716962

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🔢BAP-65スコア (増悪時の死亡予測)

🔢DECAFスコア (増悪時の死亡予測)

📘ACO 診断と治療の手引き2018

📘NPPVガイドライン 改訂第2版

📘COPD診断・治療のためのガイドライン2022

📙専門医解説:COPD急性増悪 (日赤医療センター 久世眞之先生)


最終更新:2022年8月15日
監修医師:HOKUTO編集部医師

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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