海外ジャーナルクラブ
4ヶ月前

Hechtらは、 既治療の転移性大腸癌患者を対象に、 多標的チロシンキナーゼ阻害薬 (TKI) のzanzalintinib+アテゾリズマブ併用療法とレゴラフェニブの有効性・安全性を比較する非盲検無作為化比較第Ⅲ相試験 (STELLAR-303) について、 2025年4月30日時点の全生存期間を解析した。 その結果、 主要評価項目の1つであるITT集団におけるOS中央値 (mOS) は、 zanzalintinib+アテゾリズマブ群で有意に延長した (10.9ヵ月 vs 9.4ヵ月、 層別HR 0.80、 95%CI 0.69-0.93、 p=0.0045)。 一方、 もう1つの主要評価である肝転移なし集団におけるmOSの中間解析では、 両群間で差を認めなかった (15.9ヵ月vs 12.7ヵ月、 HR 0.79、 95%CI 0.61-1.03、 p=0.087)
Trifluridine–tipiracil–bevacizumab併用療法が難治性転移性大腸癌における標準治療の1つとなっているため、 現時点では 同レジメンとzanzalintinib+アテゾリズマブ併用療法を直接比較するRCT実施が未解決の課題です。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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