HOKUTO編集部
2日前
2025年5月30日~6月3日に米国・シカゴで開催された「米国臨床腫瘍学会 ASCO 2025」の注目演題ハイライト記事を掲載いたします 。
米国臨床腫瘍学会 (ASCO 2025) の消化器癌領域 (食道、 胃) における注目演題について、国立がん研究センター中央病院 頭頸部・食道内科の山本駿先生にご解説いただきました。 (詳細をみる)
米国臨床腫瘍学会 (ASCO 2025) の消化器癌領域 (大腸) における注目演題について、国立がん研究センター中央病院 頭頸部・食道内科の山本駿先生にご解説いただきました。 (詳細をみる)
米国臨床腫瘍学会 (ASCO 2025) の肺癌領域における注目点と日常臨床に影響を及ぼす試験報告について、 和歌山県立医科大学附属病院 呼吸器内科・腫瘍内科准教授の赤松弘朗先生にご解説いただきました。 (詳細をみる)
切除不能なRAS/BRAF野生型転移性大腸癌 (mCRC) における1次治療として、 mFOLFOXIRI*+抗EGFR抗体パニツムマブの有効性を、 FOLFOX**+パニツムマブと比較検討した第Ⅲ相無作為化比較試験TRIPLETEの結果から、 OSの有意な改善が示された。 イタリア・University of PisaのVeronica Conca氏が発表した。 (詳細をみる)
切除可能なII-IVa期の胃癌・胃食道接合部腺癌 (GC/GEJC) を対象に、 周術期治療として抗PD-L1抗体デュルバルマブのFLOT (フルオロウラシル+ロイコボリン+オキサリプラチン+ドセタキセル) への上乗せによる有効性および安全性を評価した国際多施設共同第Ⅲ相二重盲検無作為化比較試験MATTERHORNの中間解析において、 EFSの有意な改善が示された。 米・Memorial Sloan Kettering Cancer CenterのYelena Y. Janjigian氏が発表した。 同詳細はN Engl J Med. 2025年6月1日オンライン版に同時掲載された¹⁾。 (詳細をみる)
DNAミスマッチ修復機構欠損 (dMMR) を有するIII期大腸癌の術後療法として、 抗PD-L1抗体アテゾリズマブ+mFOLFOX6併用療法*の有効性および安全性を、 mFOLFOX6療法単独と比較評価した第III相試験ATOMIC (Alliance A021502) の結果、 DFSが有意に改善した。 米・Mayo Clinic RochesterのFrank A. Sinicrope氏らが発表した。 (詳細をみる)
内分泌療法+CDK4/6阻害薬で病勢進行 (PD) を認めたESR1変異陽性のエストロゲン受容体 (ER) 陽性(+)/HER2陰性(-)進行乳癌を対象に、 経口タンパク質分解誘導キメラ分子 (PROTAC) vepdegestrantの有効性および安全性について、 フルベストラントと比較評価した第III相試験VERITAC-2の結果、 PFSが有意に改善した。 米・Sarah Cannon Research InstituteのErika P Hamilton氏が発表した。同詳細はN EngJ Med. 2025年5月31日オンライン版に同時掲載された¹⁾。 (詳細をみる)
周術期に週1回のパクリタキセル (PTX) 療法を受ける乳癌患者を対象に、 化学療法誘発性末梢神経障害 (CIPN) 予防目的での手足冷却装置を用いた冷却療法の有効性および安全性を評価した第Ⅲ相無作為化比較試験CECILIAの結果が発表された。 手足冷却療法の13℃設定と25℃設定が比較されたが、 中等度以上の末梢神経障害の発生率に有意差は認められなかった。 がん研有明病院院長補佐/乳腺内科部長の高野利実氏が発表した。 (詳細をみる)
HR陽性HER2陰性進行乳癌を対象に、 ctDNAによるESR1遺伝子変異検出段階でCDK4/6阻害薬 (CDK4/6i) への併用薬をアロマターゼ阻害薬 (AI) から経口SERDのcamizestrant*に切り替えるアプローチの有用性を評価した国際多施設共同第Ⅲ相二重盲検無作為化比較試験SERENA-6の中間解析において、 PFSの有意な改善が示された。 英・Royal Marsden HospitalのNicholas C. Turner氏が発表した。 同詳細はN Engl J Med. 2025年6月1日オンライン版に同時掲載された¹⁾。 (詳細をみる)
PD-L1陽性 (CPS≧10) で未治療の進行または転移性トリプルネガティブ乳癌 (TNBC) における抗TROP-2抗体薬物複合体サシツズマブ ゴビテカン(SG)+抗PD-1抗体ペムブロリズマブ併用療法の有効性および安全性について、 化学療法+ペムブロリズマブ併用療法と比較評価した第III相試験ASCENT-04/KEYNOTE-D19の結果、 PFSが有意に改善した。 米・Dana-Farber Cancer InstituteのSara M Tolaney氏が発表した。 (詳細をみる)
EGFR/ALK変異陰性で切除可能なIB期 (4cm以上) ~IIIA期の非小細胞肺癌 (NSCLC) を対象に、 術前療法として抗PD-1抗体ニボルマブ+化学療法の有効性・安全性を化学療法単独と比較した第III相試験CheckMate 816の最終OS解析の結果から、 OSの有意な改善が示された。 アイルランド・Trinity St. James's Cancer InstituteのPatrick M. Forde氏が発表した。 同詳細はN Engl J Med.2025年6月2日オンライン版に同時掲載された¹⁾。 (詳細をみる)
切除可能なEGFR遺伝子変異陽性 (EGFRm) II-IIIB期NSCLCを対象に、 術前療法としての第3世代EGFR-TKIオシメルチニブ (Osi) +化学療法、 またはオシメルチニブ単独療法の有効性および安全性について、 プラセボ+化学療法と比較評価した第III相国際共同無作為化比較試験NeoADAURAの結果から、 主要評価項目である病理学的奏効 (Major Pathological Response : MPR) 率においてオシメルチニブを含む両群で有意な改善が示された。 米・Memorial Sloan Kettering Cancer CenterのJamie E. Chaft氏が発表した。 (詳細をみる)
プラチナ製剤ベースの化学療法による1次治療中または治療後に進行した小細胞肺癌 (SCLC) に対するDLL3・CD3二重特異性T細胞誘導抗体タルラタマブの有効性および安全性を、 標準化学療法と比較評価した第III相試験DeLLphi-304の主要解析の結果、 OSが有意に改善した。 米・Memorial Sloan Kettering Cancer CenterのCharles M. Rudin氏が発表した。 同詳細はN Engl J Med.2025年6月2日オンライン版に同時掲載された¹⁾。 (詳細をみる)
相同組換え修復 (HRR) 関連遺伝子変異を有する転移性去勢感受性前立腺癌 (mCSPC) を対象に、 PARP阻害薬ニラパリブ (NIRA) のアンドロゲン受容体経路阻害薬 (ARPI) アビラテロン+プレドニゾン (AAP) への上乗せの有効性および安全性をAAP+プラセボと比較評価した国際多施設共同第Ⅲ相二重盲検無作為化比較試験AMPLITUDEの結果から、 画像上のPFSおよび症状の増悪までの時間 (TSP) が有意に改善した。 英・University College LondonのGerhardt Attard氏が発表した。 (詳細をみる)
未治療進行腎細胞癌 (aRCC) に対する抗PD-1抗体ニボルマブ+抗CTLA-4抗体イピリムマブ (NIVO+IPI) 併用療法の有効性および安全性について、 マルチキナーゼ阻害薬スニチニブを対照に検証した第Ⅲ相無作為化比較試験CheckMate 214の最終解析結果から、 長期追跡後もOSおよびPFSの改善が示された。 米・Memorial Sloan Kettering Cancer CenterのRobert J. Motzer氏が発表した。 (詳細をみる)
プラチナ抵抗性卵巣癌に対する経口の選択的グルココルチコイド受容体 (GR) 拮抗薬relacorilant+nab-パクリタキセル (PTX) 併用療法の有効性を、 nab-PTX単剤療法を対照に検証した第Ⅲ相オープンラベル無作為化比較試験ROSELLAの中間解析結果より、 PFSおよびOSが有意に改善した。 米・University of Pittsburgh School of MedicineのAlexander Olawaiye氏が発表した。同詳細はLancet.2025年6月2日オンライン版に同時掲載された¹⁾。 (詳細をみる)
術後再発高リスクの局所進行頭頸部扁平上皮癌 (SCCHN) の術後療法において、 標準化学放射線療法 (CRT) への抗PD-1抗体ニボルマブの上乗せ効果を、 CRT単独療法と比較した第Ⅲ相無作為化比較試験NIVOPOSTOPの中間解析結果から、 DFSの有意な改善が示された。 スイス・Centre Hospitalier Universitaire VaudoisのJean Bourhis氏が発表した。 (詳細をみる)
高リスク皮膚有棘細胞癌 (CSCC) の術後療法において、 抗PD-1抗体cemiplimabの有効性をプラセボを対照に検証した第Ⅲ相プラセボ対照二重盲検無作為化比較試験C-POSTの中間解析結果から、 DFSの有意な改善が示された。 オーストラリア・Peter MacCallum Cancer CentreのDanny Rischin氏が発表した。 同詳細はN Engl J Med. 2025年5月31日オンライン版に同時掲載された¹⁾。 (詳細をみる)
瀉血を要する真性多血症 (PV) を対象に、 ヘプシジン模倣薬rusfertideの上乗せの有効性および安全性を評価した国際第Ⅲ相二重盲検プラセボ対照無作為化比較試験VERIFYの結果から、 臨床的奏効率 (瀉血を必要としない患者の割合)、 瀉血回数、 Hct<45%の維持、 および患者報告アウトカム (PRO) の有意な改善が示された。 米・Moffitt Cancer CenterのAndrew T. Kuykendall氏が発表した。 (詳細をみる)
今後も順次公開予定です!
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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