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28日前

Passosらは、 H. pylori除菌におけるボノプラザンとアモキシシリンの2剤併用療法 (VADT) と、 米国などのガイドラインが推奨するビスマス4剤併用療法(BQT)を比較した、 アジアで実施された無作為化比較試験18件のシステマティックレビューと非劣性メタ解析を実施。 その結果、 ITT解析の除菌率の絶対差は+2.27%㌽ (95%信用区間 -1.34~+5.71%㌽) であり、非劣性マージンを-5%㌽および-10%㌽とした場合、 VADTはBQTに対して非劣性であることが中等度の確実性をもって示された。 解析結果はJ Gastroenterol Hepatol誌に発表された。
比較対照となったBQTは抗菌薬、PPI/PCAB、投与量などが研究間で異なります。特に、欧米で標準的なclarithromycin-free BQTを用いた研究は限られており、すべてのBQTに対してVADTが非劣性とは結論できません。
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H. pylori除菌において、 VADTの効果が米国消化器病学会 (ACG) などのガイドラインで推奨されているBQTと比べて臨床的に許容できるレベルであるかどうかは明らかになっていない。 また、 これまでの解析の多くは優越性を検証する枠組みに基づいていた。
PubMed、 EMBASE、 CENTRALを2025年12月23日まで検索し、 H. pylori除菌におけるVADTとBQTを比較した無作為化比較試験18件 (5,866例) を解析に組み入れた。 このうち1件はタイで実施、 残る17件は中国で実施された試験であった。
主要評価項目はintention-to-treat (ITT) 解析およびper-protocol (PP) 解析の除菌率で、 絶対リスク差としてベイズメタ解析を用いて統合した。 非劣性マージン*は3水準を事前に規定した。 副次評価項目は有害事象とし、 エビデンスの確実性はGRADEで評価した。
ITT解析におけるBQTと比べたVADTの除菌率の絶対差は+2.27%㌽ (95%信用区間 -1.34~+5.71%㌽)であり、 非劣性の事後確率は-10%㌽と-5%㌽のマージンでいずれも99%を超えた。 一方、 0%㌽のマージン (優越性) での事後確率は90.41%に低下した。
PP解析では絶対差が-0.28%㌽ (95%信用区間 -3.30~+4.17%) と数値上わずかに低かったが、 非劣性の事後確率は-10%㌽と-5%㌽のマージンでいずれも99%を超えた。 0%㌽のマージンでの事後確率は56.43%にとどまった。
有害事象についてはVADTではBQTと比べて味覚障害、 めまい/頭痛、 悪心/嘔吐および全体の軽度有害事象の発現率が有意に低かった。
GRADEによるエビデンスの確実性は、 東アジア集団におけるITT解析の非劣性については 「中等度」 と評価された。 PP解析では、 極めて大きな異質性が認められたため、 全ての非劣性マージンについてエビデンスの確実性が2段階引き下げられ、 主に東アジア人集団を対象とした全ての評価において、 エビデンスの確実性は 「低」 または 「非常に低」 となった。 西洋人集団への適用可能性を考慮した場合も、 エビデンスの確実性は 「低」 または 「非常に低」 と評価された。
著者らは、 「忍容性やレジメンの簡便性が優先される東アジアの診療環境ではVADTが妥当な代替となり得る」 とする一方、 「欧米や非アジア集団への一般化を支持するにはエビデンスが不十分である」 と述べている。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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