海外ジャーナルクラブ
2年前
Martinezらは、 米国のプライマリケアにおいて、 臨床的に重要な未診断の慢性閉塞性肺疾患 (COPD) 患者を特定するために開発されたスクリーニングツール「COPD Assessment in Primary Care To Identify Undiagnosed Respiratory Disease and Exacerbation Risk」 (CAPTURE) の性能を横断研究で評価。 その結果、 CAPTUREスクリーニングツールは、 臨床的に重大なCOPDを特定するための感度は低いが特異度は高かった。 本研究はJAMA誌において発表された。
CAPTUREスクリーニングツールは米国のプライマリケア集団において検証すると感度が50%未満であったということですね (特異度は約9割ですが…… ) 。 これは当たり前のことなのですが、 よくERでの診断でどこぞで開発されたスクリーニングツールをそのまま自施設のERでの診断に当てはめて使っていることがありますが、 こんな形のリスクを常にはらんでいることを本研究は証明しています。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。