MDアンダーソンがんセンター感染症科 松尾貴公
2年前
Prosthetic Joint Infections due to Candida Species: A Multicenter International Study


稀ではあるものの、 エビデンスが乏しいカンジダ人工関節感染に関するこれまでの報告の中で最も大規模なデータであり、 臨床的なマネジメントの参考となる多くの要素が含まれています。
米国ではほとんど行われない1-stageの治療方針が、 ヨーロッパで盛んに行われています。 本研究では人工関節の温存が予後不良因子であるため抜去が望ましいとされていますが、 1-stageと2-stageの治療方針に有意差は認められませんでした。
治療期間に関して、 人工関節を抜去した場合には米国感染症学会 (IDSA) のガイドラインでは最低3ヵ月の抗真菌薬が推奨されています。 他のいくつかの研究では6~12ヵ月が推奨されていますが、 本研究では治療期間の中央値は約3ヵ月であり、 治療期間と治療失敗との有意な関連は認められませんでした。 しかし、 いまだ定められた見解はなく、 個々の症例ごとに慎重に検討する必要があります。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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