海外ジャーナルクラブ
10時間前

Gowerらは、 未治療の進行期濾胞性リンパ腫 (FL) 患者を対象に、 抗CD20抗体リツキシマブ+免疫調節薬レナリドミド (R2療法) の長期有効性および安全性について、 リツキシマブ+化学療法 (R-Chemo療法) を対照に国際第Ⅲ相非盲検無作為化比較試験RELEVANCEの最終解析 (10年追跡調査) で評価した。 その結果、 R2療法はR-Chemo療法と同等の10年無増悪生存 (PFS) 率、 全生存 (OS) 率、 および次回リンパ腫治療までの期間 (TTNLT) を示した。 本研究はBlood誌において発表された。
R-Chemo療法群内で複数レジメンが混在しており、 個別比較が不可能となっています。
未治療の進行期FL患者を対象に、 R2療法の長期有効性および安全性を評価するために、 R-Chemo療法を対照とした第Ⅲ相RELEVANCE試験の最終解析を実施した。
同試験では、 未治療の進行期FL患者1,030例が以下の2群に無作為に割り付けられた。
本研究では、 同試験の最終解析として10年追跡調査の結果が報告された。
追跡期間120ヵ月時における独立審査委員会評価のPFS中央値は、 R2療法群が110.6ヵ月、 R-Chemo療法群が102.8ヵ月であり、 両群間で同等であった。 10年PFS率は、 それぞれ46.4%および46.6%であった。
OS中央値およびTTNLT中央値は、 いずれの群でも未到達であった。 10年OS率はR2療法群が82.4%、 R-Chemo療法群が81.1%、 10年TTNLT率はそれぞれ62.2%、 66.3%であった。
初回治療開始後24ヵ月以内の病勢進行 (POD24) を有する患者は、 POD24を有さない患者と比べて予後が不良であった (HR 6.215、 p<0.0001) が、 両群間で差は認められなかった。
二次原発悪性腫瘍 (SPM) の発生率は、 100人年あたり2.11件 (95%CI 1.80-2.46件) であり、 両群間で同等であった。
24ヵ月以降に発生した組織学的形質転換は9例のみであった (R2療法群 3例、 R-Chemo療法群 6例)。
各群それぞれ87例の死亡が報告され、 その主な原因はリンパ腫の進行およびSPMであった。
著者らは 「本研究により、 R2療法が免疫化学療法に代わる化学療法を含まない選択肢となることが支持された」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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