海外ジャーナルクラブ
11ヶ月前

Bumaらは、 オランダ2施設の肺癌が疑われる成人患者364例 (COPD患者116例を含む) を対象とした前向き外部検証研究で、 電子鼻(eNose) による呼気分析の肺癌診断精度を評価した。 その結果、 既存のeNoseモデルの肺癌検出率は、 COPD患者で84% (ROC-AUC 0.92、 95%CI 0.85-0.99)、 全参加者では59% (ROC-AUC 0.80、 95%CI 0.75-0.85) であった。 感度95%の条件下で、 既存モデルでは特異度が72%、 陽性的中率 (PPV) が95%、 陰性的中率 (NPV) が72%、 新モデルではそれぞれ51%、 74%、 88%であった。 検証コホートで新モデルを評価すると、 60%で肺癌が検出され、 ROC-AUCは0.83 (95%CI 0.75-0.91)、 感度は94%、 特異度は63%、 PPVは79%、 NPVは89%であった。 eNoseの検出精度は、 腫瘍の種類や進行度、 診断施設、 患者の臨床背景に関係なく、 一貫して高かった。
感度が高いため見逃しリスクは低く、 またNPVも89%と高いため検査陰性の場合には高い確率で本当に肺癌ではないということです。 一方で、 特異度が低いため、 偽陽性が比較的多く、 実際には肺癌でない患者を肺癌と判定するリスクがあります。
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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