症状のコントロールに加え､ 長期的な治療戦略も求められるアトピー性皮膚炎の治療は､ ガイドラインや治療選択､ 実臨床での使い分けなど多面的な理解が重要です｡ そこで､ HOKUTO内に掲載されているアトピー性皮膚炎関連のコンテンツをピックアップし､ 臨床現場で参照しやすいよう整理しました｡ ぜひご活用ください｡

Lancet レビュー論文解説

アトピー性皮膚炎 総説 ｢何が分かる？｣

2025年のLancet誌に掲載された､ アトピー性皮膚炎に関するレビューを解説しています｡ この論文から学べることや､ 編集部が選ぶ 3つのポイントを簡潔にまとめています｡

アトピー性皮膚炎のマネジメント

近畿大学皮膚科学教室主任教授の大塚篤司先生に､ アトピー性皮膚炎のマネジメントとガイドラインの要点を解説いただく人気連載です｡

①診断基準と12の鑑別疾患

アトピー性皮膚炎の特徴や診断基準､ また類似の皮疹を呈し正確な鑑別が重要な ｢12の鑑別疾患｣ について解説いただきました｡

②重症度分類と治療評価

重症度分類や治療評価は､ 診断後の治療計画立案と効果判定に不可欠な要素です｡ HOKUTOアプリで使えるツールも豊富に紹介しています｡

③治療の考え方

アトピー性皮膚炎治療の考え方について､ 実践的な視点を交えて総論的に解説いただきました｡

④ステロイド外用薬の基本＆使い方

アトピー性皮膚炎治療の基本といえるステロイド外用薬｡ ランクや剤型選択､ 使い方や注意点を分かりやすく整理しています｡

⑤生物学的製剤･経口JAK阻害薬の使い方

今版のガイドラインでは､ 生物学的製剤の適用範囲拡大や､ 経口JAK阻害薬の詳細な記載が追加されるなど変更がありました｡ 本記事では､ 各薬剤の適応や使い方を解説いただきました｡

⑥非ステロイド性抗炎症外用薬の使い方

タクロリムス､ ジファミラスト､ デルゴシチニブについて､ 作用機序や適応､ 具体的な使用方法､ 注意点などを解説いただきました｡

使用可能な生物学的製剤

生物学的製剤 8薬剤の比較

現在､ アトピー性皮膚炎に使用可能な生物学的製剤は8剤になりました｡ 本記事では､ これらの薬剤の比較と､ 根拠となった臨床試験を取り上げています｡

解説記事

生物学的製剤まとめ (アトピー性皮膚炎GL)

表･計算ツール

HOKUTOアプリでは､ アトピー性皮膚炎の診療に役立つツールを用意しています｡ まだご利用になっていない方も､ ぜひ一度ご確認ください｡ 

ステロイド外用薬の相対的力価

🔢ランク分類表 (I~V群)

アトピー性皮膚炎の評価指標

🔢EASI スコア　　　 🔢ADCTスコア

🔢SCORADスコア　 🔢POEMスコア

皮膚炎の全般的評価

🔢IGAスコア

注目の海外論文

アトピー性皮膚炎に関する､ 最新の海外論文を紹介します｡ 

｢スーパー･レスポンダー｣ の定義とは？

Acta Derm Venereol. 2025 Mar 6:105:adv42240.

頭頸部病変にトラロキヌマブが有効

Am J Clin Dermatol. 2025 Mar 14.

JAK阻害薬の専門家推奨がアップデート

Ann Rheum Dis. 2025 :S0003-4967(25)00181-5.

デュピルマブの効果を紅斑経過で予測､理研

J Eur Acad Dermatol Venereol. 2024;38(12):2286-2294.

セルフ認知行動療法で痒み改善

JAMA Dermatol. 2025 Feb 1;161(2):183-190.

小児の難治性AD､ 継続率が最も高い薬剤は？

JAMA Dermatol. 2025 Jan 1;161(1):12-21.