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1日前

Wenらは、 新規診断および再発の膠芽腫を対象に、 マルチキナーゼ阻害薬レゴラフェニブを第II/III相ベイズ適応プラットフォーム試験 (GBM AGILE) で検討。 その結果、 全生存期間 (OS) の中央値ハザード比 (HR) は新規診断MGMT非メチル化例で1.05、 再発例で1.07であり、 レゴラフェニブ群の優越性は示されず毒性は増加した。 試験結果はJ Clin Oncolに発表された。
レゴラフェニブは先行する第II相REGOMA試験で再発膠芽腫のOSベネフィットを示したが本試験では再現されず、 評価対象が新規診断MGMT非メチル化例と再発例に限定され他のサブタイプには一般化できない点はlimitationです。
マルチキナーゼ阻害薬であるレゴラフェニブは、 先行する第II相REGOMA試験で再発膠芽腫のOSベネフィットを示していた。 この結果を受け、 膠芽腫を対象とするベイズ適応プラットフォーム試験GBM AGILEに最初の治験アームとして組み入れられた。
GBM AGILE試験は、 複数の治験アームを共通対照と並行比較する第II/III相のベイズ適応プラットフォーム試験で、 主要評価項目はOSである。 レゴラフェニブはその最初の治験アームに位置付けられ、 対照アームと1:1に無作為化された。
レゴラフェニブアームに組み入れられた膠芽腫のサブタイプは、 新規診断MGMT非メチル化 (NDU) 例と再発 (RD) 例であった。 事前に規定されたサブタイプの組み合わせ (アームシグネチャ) は、 NDU・RD・全体 (NDU + RD) の3つである*。 対照アームの治療は、 新規診断例ではテモゾロミド + 放射線治療、 再発例ではロムスチンであった。
有効性はOSのHR (アーム/対照) で評価され、 ベイズ的なベネフィット確率 (HR < 1.00) が98%以上となった時点で実証されると定義された**。
すべての事前規定シグネチャでベイズ予測検出力が25%未満となったため、 有効性が限定的と判断され、 新規登録は停止された。 最終解析では、 再発例・新規診断例のいずれにおいてもレゴラフェニブアームでのOS改善は示されなかった。
OSの中央値HRは、 NDUで1.05、 RDで1.07、 全体で1.07であった。 最終的なベネフィット確率 (HR < 1.00) は、 NDUで0.421、 RDで0.312、 全体で0.296であり、 いずれも有効性の実証基準 (98%) を大きく下回った。
また、 レゴラフェニブは対照と比較して毒性の増加と関連した。
著者らは、 「GBM AGILEは、 再発膠芽腫 (対照 : ロムスチン)、 新規診断膠芽腫 (対照 : テモゾロミド + 放射線治療) のいずれにおいても、 レゴラフェニブの対照に対する優越性を示さず、 毒性の増加を来した。 レゴラフェニブは、 再発膠芽腫の治療選択肢としてNCCNガイドラインから削除された」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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