海外ジャーナルクラブ
9日前
Kunadianらは、 75歳以上の非ST上昇型心筋梗塞 (NSTEMI) を対象に、 薬物療法のみを行う保存的戦略と、 薬物療法+侵襲的治療の併用戦略の有効性について、 多施設無作為化試験で比較検証した。 その結果、 主要転帰イベントである心血管死または非致死的心筋梗塞の複合発生率において、 保存的戦略群と侵略的戦略群の間に有意差は認められなかった (26.3% vs 25.6%、 HR 0.94、 p=0.53)。
本研究の平均年齢が約83歳であり、 高齢化社会の日本の臨床現場では医療経済の側面からもこの研究結果がさまざまな意図を持って利用されるように思います。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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