Daverらは､ 細胞毒性化学療法に不適応な再発/難治性急性骨髄性白血病 (AML) 患者を対象に､ ベネトクラクスとイダサヌトリン併用療法の有効性と安全を検討する第1b相試験を実施｡ その結果､ ベネトクラックスとイダサヌトリンの併用は､ 再発/難治性AML患者において､ 管理可能な安全性と有望な有効性を示した｡ 本試験は､ Blood誌において発表された｡ 

📘原著論文

Venetoclax and idasanutlin in relapsed/refractory AML: a non-randomized, open-label phase 1b trial. Blood. 2022 Oct 20;blood.2022016362.PMID: 36265087

👨‍⚕️HOKUTO監修医コメント

最近第一相試験結果が､ その領域のトップジャーナルに掲載されることが明らかに増えています｡ その背景には理論的にもその他の疾患での使用経験から試験薬の効果は間違いなく､ 対象疾患でのヒト安全性のみ担保しておきたい (安全性の証明がほぼ実臨床使用への強いメッセージとなりうる)､ というところなのでしょう｡