海外ジャーナルクラブ
2年前

Daneseらは、 中等度から重度の活動性クローン病患者を対象に、 ヒト型抗ヒトIL-23p19モノクローナル抗体製剤グセルクマブの有効性と安全性を第Ⅱ相二重盲検無作為化比較試験GALAXI-1で検討した。 その結果、 グセルクマブの導入期静脈投与および維持期皮下投与を受けた患者では、 48週時点においても高い臨床的・内視鏡的有効性が確認された。 本研究は、 Lancet Gastroenterol Hepatol誌において発表された。
GALAXI trial シリーズも複数の研究が進行中であり今後の成果が期待されます。 Galaxyにかけたこの研究グループ名はその研究を運命づける大きな意味合いもちます。
中等度から重度の活動性クローン病患者は、 現行の治療法に反応しないか、 または反応性が時間と共に低下する傾向がある。
中等症から重症の活動性クローン病の成人患者
患者を以下の5群に無作為に割り付けた。
48週時点のCDAIに基づく臨床的寛解 (CDAI<150)、 内視鏡的奏効 (SES-CDがベースラインから≧50%改善、 またはSES-CD≦2)、 内視鏡的寛解 (SES-CD≦2)
48週時点のCDAIに基づく臨床的寛解率
内視鏡的奏効率
内視鏡的寛解率
プラセボ群の解析
安全性解析集団 (360例) における有害事象率
最も多く報告された感染症
鼻咽頭炎
上気道感染症
重篤な感染症
12週目以降、 プラセボを投与した患者1例、 グセルクマブを投与した患者2例において重篤な感染症が認められた。
グセルクマブの静脈および皮下投与を受けた患者では、 48週時点においても高い臨床的有効性および内視鏡的有効性が確認された。 安全性に関する新たな懸念は確認されなかった。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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