HOKUTO編集部
1年前
非転移性去勢抵抗性前立腺癌患者において、 ダロルタミドの効果を、 プラセボを対照に検証した第Ⅲ相比較試験ARAMISの結果より、 無転移生存期間 (MFS) に対する有益性が示された。
▼解析結果
非転移性去勢抵抗性前立腺癌患者 (ベースラインのPSAが2ng/mL以上、 PSA倍加時間 (PSADT) が10ヵ月以下)
1,509例を以下の2群に2:1で割り付けた。
主要評価項目
副次評価項目
両群で同様であった。
HR 0.41 (95%CI 0.34-0.50)、 p<0.001
HR 0.71 (95%CI 0.50-0.99)、 p=0.045
HR 0.65 (95%CI 0.53-0.79)、 p<0.001
HR 0.43 (95%CI 0.31-0.60)、 p<0.001
両群とも未到達
HR 0.43 (95%CI 0.22-0.84)、 p=0.01
HR 0.38 (95%CI 0.32-0.45)、 p<0.001
HR 0.13 (95%CI 0.11-0.16)、 p<0.001
両群とも未到達
HR 0.39 (95%CI 0.25-0.61)、 p<0.001
両群とも未到達
HR 0.33 (95%CI 0.23-0.47)、 p<0.001
治療関連AE (グレード3以上) の発現率
有害事象により投与を中止した患者は、 ダロルタミドで8.9%、 プラセボ群で8.7%であった。
非転移性去勢抵抗性前立腺癌患者において、 ダロルタミド群はプラセボ群と比較し、 MFSが有意に長いことが示された。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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