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3日前

Sivaらは、 手術非適応の原発性腎細胞癌患者に対する体幹部定位放射線治療 (SABR) の第Ⅱ相試験 (FASTRACK Ⅱ) の長期最終成績を報告した。 その結果、 追跡期間中央値62ヵ月において、 36・60・84ヵ月時点の局所制御率はいずれも100%であり、 局所再発や癌関連死は認められなかった。 試験結果はLancet Oncol誌に発表された。
10cmを超える腫瘍や腸管に接する腫瘍は除外されており、 これらの症例では線量低減や分割照射変更など別戦略が必要となる可能性があります。
【解説】腎細胞癌に放射線治療の可能性、 第Ⅱ相で局所制御率100%
体幹部定位放射線治療 (SABR) は、 原発性腎細胞癌に対する新たな非侵襲的治療選択肢である。 本稿では、 原発性腎細胞癌に対するSABRの初の第Ⅱ相試験 (TROG 15.03 FASTRACK Ⅱ) の長期最終成績を報告する。
本研究は、 オーストラリア・オランダで実施された非無作為化・第Ⅱ相試験 (FASTRACK Ⅱ) であり、 手術不能、 手術高リスク、 または手術を希望しない原発性腎細胞癌患者に対し、 腫瘍径に応じたSABRを施行した。 最大腫瘍径が4cm以下の場合は26Gy単回照射、 4cm超の場合は42Gyを3回に分けて48時間間隔で照射した。
主要評価項目はSABR後の局所制御率であり、 intention-to-treat集団で評価した。
解析対象70例のベースラインの腫瘍径中央値は46mmであり、 T1a病変24例、 T1b病変39例、 T2a病変6例、 T3a病変1例であった。 1例にリンパ節転移 (N1) を認めた。 追跡期間中央値は62ヵ月であった。
SABRにより、 36ヵ月、 60ヵ月、 84ヵ月時点の局所制御率はいずれも100%であった。
SABR後9ヵ月以内に、 治療との関連ありと判定されたグレード3の有害事象は7例 (10%) に認められ、 その内訳は悪心・嘔吐3件 (4%)、 腹部痛・側腹部痛・腫瘍痛4件 (6%)、 結腸閉塞2件 (3%)、 下痢1件 (1%) であった。
新たな長期安全性シグナル、 グレード4の有害事象、 治療関連死は認めなかった。
著者らは、 「長期追跡の結果、 SABRは手術非適応の原発性腎細胞癌において安全かつ良好な局所制御を示した。 本コホートは主にT1b以上の病変を有していたが、 局所再発や癌関連死は認められなかった」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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