海外ジャーナルクラブ
11ヶ月前

Aronsonらは、 IV期の高異型度漿液性卵巣癌 (HGSOC) 患者33例を対象に、 カルボプラチン+パクリタキセル(TC療法)による術前化学療法へのペムブロリズマブ上乗せ (2サイクル目から導入し1年間投与) による腫瘍内免疫活性化と病理学的奏効を第II相試験で検討した。 その結果、 腫瘍内でCD8+T細胞や炎症性サイトカインの増加を伴う免疫活性化が示された。 33例中9例 (27%、 95%CI 14-46) に病理学的奏効が認められ、 免疫活性化と全生存期間 (OS) との関連が認められた。 追跡期間中央値52.8ヵ月時点で、 病理学的奏効9例中8例が生存し、 6例は無再発であった。 また、 この9例で血中腫瘍DNA (ctDNA) の消失が確認され、 無増悪生存期間 (PFS) とOSの改善との関連が認められた。
サンプルサイズが33と比較的小さく、 かつone arm試験デザインであることから、 著者らはこの研究結果を決定的な結論というよりも仮説生成研究と捉えるべきと記載されていますが、 強いインパクトのある結果となっています。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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