海外ジャーナルクラブ
9日前
Jollyらは、 急性心筋梗塞 (AMI) 発症後に経皮的冠動脈形成術 (PCI) を実施した患者を対象に、 コルヒチン治療が主要な心血管事象の発生率に及ぼす影響を2×2の要因デザインを用いた多施設共同無作為化比較試験CLEARで検討した*。 主要評価項目は心血管死、 心筋梗塞再発、 脳卒中、 予期せぬ虚血による冠動脈血行再建術の複合とした。 その結果、 追跡期間中央値3年間のコルヒチン群とプラセボ群の主要評価項目発生率に有意差は認められなかった (9.1% vs 9.3%; HR 0.99; 95%CI 0.85~1.16; p=0.93)。
主要評価項目は心血管死、 心筋梗塞再発、 脳卒中、 予期せぬ虚血による冠動脈血行再建術の複合アウトカムですが、 それぞれにおいても2群間で大きな差がありません。
【NEJM】MI後のスピロノラクトン常用、 プラセボと差なし : CLEAR
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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